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【アフリカのお酒事情】ケニアで人気のお酒とは。

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【アフリカのお酒事情】ケニアで人気のお酒とは。

<ケニア生活298日目>
Chamgei!!
こんにちは!てらぼー(@terabow42)です!

てらぼーの旅ブログ

ケニアで過ごしていると、この国の飲酒事情は日本と大きく異なることに気づきます。特に、よく飲むお酒や飲酒タイミングなどは日本人の感覚とは全く違います。

今回はそんなケニアの飲酒事情をまとめてみたいと思います。

ケニアのお酒事情

ケニアでは18歳から飲酒が可能であり、多くの大人はお酒が大好きです。しかし日本のお酒好きとは異なり、毎日晩酌するような人はあまりいません。

最大の理由は、お酒が彼らにとって高級品だから。感覚的に日本での販売価格と同じくらいなので、彼らの収入から考えると確かに中々の値段です。タバコも18歳以上が喫煙可能ですが、同様の理由で日常的に吸っている人はほとんどいません。

ケニアのゴルフ場で飲むタスカービール

また食事と一緒に飲酒するという文化はないため、居酒屋のような場所はなく、多くの場合レストランとバーが分かれています。お酒を提供するレストランも存在しますが、多くの場合は食事を終えてからお酒を注文します。

とはいえ、高いお金を払ってでも彼らがお酒を飲みに行くときは何度かあります。それは「大きなサッカーマッチを観戦するとき」「お祝い事があるとき」です。

ケニア人たちはイギリスのプレミアリーグのサッカーが大好きで、各々推しチームがあります。シーズン中は週に1,2試合が放送されるので、家にテレビや有料サブスクがない彼らはバーに集まってお酒を飲みながら観戦するのです。

カプサベットのサッカーのパブリックビューイングで発生する立ち見客

また誕生日や結婚式などのイベント時にもお金を惜しまず、友人たちと酒を飲みかわします。このように特別なタイミングのみお酒を飲むことが多いようです。

日本のように終業後に同僚と飲みに行ったりすることはないし、先輩が後輩に奢るということもあまりありません。ただ、祝われる対象の人が参加者に奢ってもらうということは結構あったりします。

シアヤのバー

ケニアで人気のお酒とは

ケニアでお酒を飲もうとすると、スーパーマーケットのお酒コーナーやローカルの酒屋で購入し家で飲むか、バーやクラブに行ってその場で飲むことになります。

販売されているお酒はビール・ウイスキー・ジン・ウォッカ・ワインなどで、ボトルかグラスで注文します。日本のように多種多様なカクテルはありません。

ナイロビの酒店

ギネスやジャックダニエル、ジョニーウォーカーなど海外のお酒が販売されていることは多いですが、ケニアのブランドに比べそこそこ高いです。そのため、現地の人はケニアのお酒を注文します。

その中でも特に人気のお酒はビールです。ケニアのブランドもいくつかあり、地元でも人気を集めています。どのビールも500mlの缶が約200kshくらいで、日本のビールとそこまで変わりません。(\1≒Ksh1)

ケニアのビール

コロナやハイネケンも提供されていますが、ケニアのビールの方が飲まれているように感じます。

ケニアのビール特徴
タスカー(Tusker)ゾウが目印の最も代表的なケニアビール。タスカーモルツ・タスカーライト・タスカーサイダーなど種類も豊富。
ホワイトキャップ(White Cap)ケニア山が描かれた水色のデザインでタスカーに並んで最も有名なビールの一つ。
バロジ(Balozi)青とシルバーのシンプルなデザイン。他のビールに比べて少し安価。
ピルスナー(Pilsner)ライオンが描かれた赤と白のデザインで、飲みやすい飲み口が人気を集めている。

他に人気(?)というか、よく飲まれているのがクローム(Chrome)というお酒です。これは美味しいからというより、安いから飲まれているように思います。

250mlの瓶で1本Ksh250前後と非常に安く、比較的裕福なケニア人は手を出しません。しかし飲んでみるとそこそこ美味しく、コスパは良いと思います。種類は普通のウォッカに加え、レモンウォッカやジンがあります。

ケニアの安酒クローム(CHROME)

お酒を安く飲む工夫

ケニアで毎日お酒を飲む人は少ないと言いましたが、お酒が大好きで毎日飲酒するような人も中にはいます。そんな彼らが、お金がないなりに工夫して手に入れているお酒がいくつか存在します。

ケニアのナイトクラブ"TAMASHA ELDORET"

一つはケグ(keg)というビール。いわゆる酒樽から直接注ぐビールのことっぽいですが、説明されても良く分かりませんでした…(笑)

ただ、このビールはグラス1杯Kes50ほどで飲むことができるようです。理屈は分かりませんが、主要ビールを飲むより全然安く手に入れることができるようで、安く飲みたいときはみんなケグを提供しているバーによく行っています。

ナンディベアーズのバー

もう一つは、チャンガー(Chang’aa)というお酒。何やら密造酒らしく、どこかで製造されてからペットボトルやプラスチック容器などで取引されるのだとか…。値段もかなり安いようです。

ただ同僚に話を聞いたところ、アルコール度数はかなり高いらしく、何が混ざっているかも分からない危険な飲み物なのだとか…。そもそも違法なので、試したくもありませんが…(笑)

このようにケニア人たちもそれぞれの楽しみ方でお酒を嗜んでいます。ケニアに来たらぜひ合法的なやり方でケニアのお酒を試してみてください!

ケニアのカプサベットのバー

では、Kwa heri!!!

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