多様な地形と動物を見ることができるツァボウェストの魅力とは
<ケニア生活416日目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
先日、久しぶりにケニアの国立公園に行ってきました!訪れたのは、ツァボ国立公園の西側。東側と合わせると、ケニア最大の国立公園です。
ツァボイーストには行ったことがありましたが、ツァボウェストは初めて訪れる地。隣接している場所ではあるものの、地形や動物に違いを見ることができました!
▽ツァボイーストの記事はこちらから▽
ツァボウェストの動物たちの様子をぜひお楽しみください!
ツァボウェスト国立公園とは
西ツァボ国立公園(Tsavo West National Park)は、首都ナイロビから東側に約200kmほどの場所にある国内最大の国立公園です。イーストとウェストに分かれており、合計敷地面積は四国よりも大きいそうです。
標高が約500~600m程でケニア西部と比較して低いため、気温が高く乾燥している地域です。訪れた日はエルニーニョ現象の影響もあり、日中気温は約35度ありました。しかし降水量は例年に比べて多いため、植物は生い茂っており、乾季に訪れたにも関わらず動物は探しにくかったです…。
今回は、ナイロビからケニア唯一の高速鉄道SGRを利用しました。車での陸路移動より快適で、あまりストレスを感じることなく、到着しました。
▽SGRの記事はこちらから▽
ツァボの名物は何といってもアフリカゾウ。生息数が多いことに加え、土地特有の赤土で泥浴びをすることから、赤い象を見ることができます。降水量が多い雨期特有の現象のようですが、今回も出会うことができました!
真っ赤とまではいかないですが、再びこうした特徴的な風景を見ることができ感激でした!
快適な夕方のゲームドライブ
今回は一日中ガイドを雇って公園内を走り回る普通のゲームドライブとは違い、宿泊するホテルが手配したガイドに案内してもらいました。
手配された車はトヨタのランドクルーザーだったので、揺れが少ないうえに窓や車内スペースも広く、快適にサファリを楽しむことができました。(サファリ用にカスタマイズされたランクルの事を勝手にキングカーと呼んでいました…笑)
到着した日の夕方と次の日の朝に一度ずつ、約2時間のゲームドライブが付いていました。長時間車に揺られるのが苦手だった私にとって、ちょうど良い時間でした。
夕方のゲームドライブは午後4時くらいから始まりました。乾季にも関わらずあいにくの天気で、代名詞であるゾウたちも雨に濡れていました。
雨だとどうしても視界が悪くなるし、車の屋根を閉めざるを得ないので、動物を見つけることは難しくなります。ただ、基本的にケニアの雨はスコールが多く、すぐに止むので一日中雨ということは少ないです。
雨特有の景色を見ることもできます。木の枝ではサルたちが雨宿りしていました。
雨があがると、次第に発見する動物たちも増えていきました。車を走らせているとキリンの群れを発見。そのうちの一頭が車の前の道を横切っていきました。やはり、いつ見てもキリンの身体の構造には驚かされます。
個人的にお気に入りだったのが、この鳥。名前を何と言うのかは忘れましたが、鳥のくせにずっとこの姿勢のままサバンナを闊歩していました(笑)
そんな珍しい動物ではないようですが、このふてぶてしさには何となく惹かれてしまい、お気に入り動物の一つになりました。シマウマとのコラボレーションは今回のベストショットの一つですw
そしてこのゲームドライブの最大のハイライトは、肉食獣でも大型動物でもなく、小さな鳥でした。その名も「ライラックニシブッポウソウ」。
写真だと分かりにくいのですが、全身が14色で彩られている美しい鳥です。ケニアでも限られた地域にしか生息しないライラックの一種で、絶滅危惧種にも指定されている珍しい鳥類とのことでした。
ツァボは特徴である土の赤さから、動物だけでなく風景も楽しめる国立公園です。地平線が広がっている平地もあれば、山々に囲まれた場所もあり、車で走っているだけで様々な地形を見ることができます。
夕方のゲームドライブでは肉食獣を見ることはできませんでしたが、アフリカらしい景色を存分に楽しむことができました。
動物が活発になる朝のゲームドライブ
前日のゲームドライブからホテルに一泊し、朝6:30から朝のゲームドライブが始まりました。やはり天気はあまり良くなく、綺麗な朝焼けを拝むことはできませんでしたが、前日よりも多くの動物を見ることができました。
まず出会ったのは、ハートビースト…かな?草食動物は何度サファリに行っても見分けられません…。間違っていたら教えてください…(笑)
シマウマの群れにも出会いました。ゾウだけでなく、他の動物も少し赤みを帯びているのはツァボの特徴です。小さな子供もいて、可愛かったです!
個人的ベストショットは、朝の空にうつる一頭のゾウ。年老いたゾウは群れを離れ、死ぬまで一頭で放浪するのだとか…。
美しい空と大地を歩く高齢のゾウの姿は、何とも哀愁が漂っていて、とてもきれいでした。
しばらくゲームドライブを続けていると、念願の肉食獣の姿が…!ハイエナを2回見ることができました。
見つけたハイエナはこれまで見たことがあるものとかなり違っていて、耳が大きくチワワみたいな顔と、身体の縞々模様が特徴的でした。獲物を横取りするふてぶてしいイメージと違って、可愛さすらありました(笑)
時間が短かったこともあり、ライオンなどの大型肉食獣を見ることはできませんでしたが、大満足のゲームドライブとなりました。ホテル側のガイドも時間を一時間以上延長してくれたり、高画質の双眼鏡を貸してくれたり、ホスピタリティ溢れるサービスを提供してくれました。(この最高の宿については、別記事で紹介したいと思います!)
今回のゲームドライブでは、一日中必死に動物を見つける普通のサファリと異なり、ゆっくりと景色を眺めながらサファリを楽しみました。個人的には、こういうチルドライブの方が好きだと感じたので、また機会があれば来たいと思います!
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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