モロッコ人気No.1観光地”青い街”シャフシャウエンの魅力とは?
<ケニア生活529目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
任国外旅行でモロッコを訪れた私は、いくつかの主要都市を周遊したのち、超有名観光地シャフシャウエンにやってきました!
▽直前に訪れたフェズの記事はこちらから▽
シャフシャウエンは海外旅行に行ったことがない人でも、写真などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。街全体が真っ青に彩られたその幻想的な風景は世界中の旅人を虜にしています。そんな全世界の旅人にとって憧れの地に行ってきましたので、紹介したいと思います!
シャフシャウエンはどんな街?
シャフシャウエン(Chefchaouen)はモロッコ王国北部の山間部に位置する都市です。(現地語の発音の関係で、シャウエンとかシェフシャウエンとか言うこともあります。)
これまでに訪れたカサブランカ・ラバト・フェズと比較すると街の規模はかなり小さいですが、その知名度は世界的に轟いています。
おそらく名前を知らなかったとしても、“青い街"と聞けば誰もが目にしたことがあるのではないでしょうか。それが、モロッコで最も人気を集めているシャフシャウエンなのです。
青い街を一目見るべく、今回はフェズからバスを使って移動することにしました。シャフシャウエンは内陸部にあるため、あまりアクセスも良くないし、鉄道も通っていません。
どの都市から目指すとしても、一旦鉄道でフェズを訪れ、そこからCTMというバスを使う方法が効率的。チケットが売り切れる場合もあるため、公式サイトで事前に購入しておくと便利です。
フェズのCTM停留所は観光地の旧市街からは5kmほど離れたところにあります。運よくメーターを使ってくれるタクシードライバーに会えたので、DH20(約300円)もかからず来ることができました。CTMのロゴが建物にあるので分かりやすいです。建物内には品ぞろえ豊富なコンビニもありました。
チケット売り場でオンラインチケットを見せると紙チケットを発行してくれます。大きな荷物は車内に持ち込むことができず、トランクに入れるように指示されます。別料金でDH5(約75円)かかります。
停留所には約30分ほど早めに到着しましたが、すでに多くの乗客が広い待合室で待機していました。鉄道とは違い、ほとんどが外国人観光客のようでした。
日本人の妻を持つと言う日本語ペラペラのおっちゃんがめちゃくちゃ話しかけてきたので、良い暇つぶしになりました。
バスは定刻通りに出発。やはりサブサハラとは比べ物にならないくらいの立派で綺麗な内装でした。チケット代金はDH108(約1,650円)でした。一日に4本ほどが運航しているようです。
チケットは座席指定なのですが、座席番号が見つからなかったので最初は空いている適当な座席に座りました。後から気づきましたが、座席番号は座席上部のエアコンのところにめちゃくちゃ小さく記載されています。
所要時間は約3時間で、1回だけ砂漠の中にポツンと佇む小さな街で休憩があります。売店やレストランなども充実していました。
道中は少しクネクネしている細い道を通っていきます。モロッコらしい乾燥地帯の風景が広がっていて、とても綺麗でした。
シャフシャウエンは想像よりも遥かに山奥にありました。遠くから見ると山の中に一部分だけ青い街がポツンとある感じで、とても不思議な感覚を覚えました。
バス停も山に囲まれた街の麓にあります。ここから旧市街のメディナまでは少し距離がありました。
バス停から観光地や宿が集まる場所までは約1.5kmほどの場所にあり、歩くと20分くらいで到着します。タクシーをバス停で捕まえることはできますが、私は観光がてら歩いていきました。
歩みを進めていくと段々と街の青みが増していく様子が見れて楽しかったです。ただ坂道が多いので、体力に自信がない方はタクシーを使った方が良いかもしれません。
シャフシャウエンでの街歩き
旧市街の入口に到着すると、早速青い壁画がお出迎えしてくれます。観光地ではありますが、フェズほどしつこい勧誘などはありませんでした。
メディナの内部に入ると、早速有名な青い景色が広がっています!!やはり実際に自分の目で見ると、想像以上の青さに心を奪われます。
現実にこんな幻想的な風景があるのかと驚いたと同時に、まるで異世界に迷い込んだような不思議な感覚になりました。
街が青く塗られた理由には、宗教的な背景や防衛としての役割など現地の人からしても諸説あるそうです。今でこそ有名な観光地となっていますが、以前は異教徒の立ち入りを禁止していた歴史もあるのだとか…。
そんなミステリアスな雰囲気も、世界中の人々の興味を惹いている理由の一つなのかもしれません。
この旧市街には今でも現地の方が生活していて、私が宿泊したホテルもメディナの入口近くにありました。宿泊したのは、Dar Bleu Pearlというホテル。
シャワールーム付きのシングルルームで1泊€12(ユーロ)という安さでしたが、とても快適で何より立地が良かったです。
宿を起点に街歩きを開始。シャフシャウエンは特に特定の観光名所のようなものはないため、テキトーに歩いて街の景色や買い物を楽しむのが通例です。
他都市と同様に、モロッコらしいスイーツやB級グルメに加え、伝統的な服や雑貨などがそこら中に売られています。
この街で名所があるとすれば、各フォトスポットでしょう。街の中でも、特に壁画や装飾にこだわっている場所がところどころにあり、観光客が写真撮りたさに集まっています。
場所によっては、撮影にDH10(約150円)ほどを徴収している人もいました。無料の有名スポットなどは、中国人観光客がマナーを無視して混雑しているところもあったので、ゆっくりとこだわって撮影したい人は有料スポットを利用するのも一つの方法かもしれません。
そして、この街にはフェズ以上に猫がたくさんいます。ホントに踏んでしまうくらい多いです。イスラム社会では大切にされている動物らしく、餌をあげている現地住民もよく目にしました。
かわいいですが、触ると狂犬病を発症するリスクもあるため、写真撮影だけで我慢しました。(人慣れしているので、踏んだりしない限り危害を加えてくることはありません。)
この街もフェズ同様に迷路のような作りをしていて、なおかつ坂道が多いです。道に迷ったり息が上がる場面もありましたが、googlemapと現地の優しい方たちのおかげで楽しむことができました。(フェズのような勝手に道案内してお金をせびってくるような人はいませんでした。)
途中にカフェなどもたくさんあるので、ゆっくり休憩しながら街歩きを楽しむことができました。
シャフシャウエンの料理を堪能
シャフシャウエンには日本語ペラペラのオーナーが営む、大人気モロッコ料理店があるということで、実際に行ってきました。その名もRestaurant Bab Ssour。
この店のオーナーはJICA海外協力隊の訓練所でアラビア語の語学教師をしていた方で、日本には20年住んでいたのだとか…。発音のアクセントがもう日本人だし、他の店員の方にも日本語を教えているのか、日本人というだけでみんなが「ようこそ!」と日本語で歓迎してくれました。
今回はタンジーヤ(Tanjiya)というモロッコ料理を注文。マラケシュ発祥の牛または羊の煮込み料理です。柔らかい肉に味が染みていて、とても美味しかったです!
そして、シャフシャウエン発祥のそら豆のスープ「ビサラ(Bissara)」もいただきました。クリーミーで美味しかったです!
やはりモロッコ人は料理にかなりこだわるし、味付けも日本人の好みに合っているので、世界最悪の料理を誇るケニアから来た私にとっては全てが天国のようでした(笑)
この後、オーナーが話しかけてくれてモロッコのオススメを教えてくれたり、日本語を勉強している友達を紹介してくれました。そして、食後はオーナーの家にまで招待してくれて、モロッコ伝統のミントティーまでご馳走してくれました!!
ご家族に挨拶したあと、別のモロッコ人たちとオーナーが営む別のルーフトップバーへ。そこでもお茶やデザートなどをご馳走してくれて、色々な話をしてくれました。
彼ら3人は日本のアニメや文化が大好きで、日常会話レベルの日本語を話すこともできます。だからなのか、私に対しては興味津々で、日本のことについてもたくさん質問してくれました。
全て奢ってくれた上に、モロッコで知りたい情報を全部教えてくれて、モロッコ人の親切さと親日ぶりに本当に驚かされました。うち一人は私が次に訪れる街に住んでいるということで、その街の案内をすることまで約束してくれました。
街の魅力やモロッコ人の親切さに心が満たされ、本当にこの国が大好きになりました!ぜひ一生に一度は訪れることをオススメします!
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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