ケリチョで年末年始を過ごしたら、日本よりクリスマス感がなかった?!
<ケニア生活354日目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
ケニアで迎える年末年始。日本に帰国するJICA海外協力隊員も多い中、ケニアに残った同期隊員で集まり、ケリチョで年を越しました!
キリスト教が主流(のはず?)のケニアでは、クリスマスや年末年始の雰囲気が日本と全く異なり、中々面白かったので、ケリチョ旅行と合わせて紹介したいと思います!
ケリチョはどんな街?
ケニア南西部に位置するケリチョ(Kericho)は、ナイロビから車で約6時間ほどの標高2,000mの高地にあるカレンジン族が住む街です。私の任地カプサベットもカレンジンコミュニティですが、サブトライブは異なります。(カプサベットは"ナンディ"、ケリチョは"キプシギス"。)
任地からは車で約1.5hほどと近いのですが、苦手なマタツ(ケニアのバスのようなもの)でしか行けないこともあり、ずっと敬遠してしまっていました。ですが、気候・景色・雰囲気ともにとても過ごしやすく、ケニアでお気に入りの街の1つになりました。
その理由の一つは、とても涼しいこと。高地ということもあり、一年中過ごしやすい気候です。訪れた年末年始は乾季であり、暑い時期に含まれるのですがゴルフをプレイしていても気持ちよかったです!
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ケリチョはその恵まれた気候を利用したお茶栽培が盛んであり、街中には茶畑が広がっています。今回、畑まで行くことはできませんでしたが、周辺を通っただけでも美しい景色を見ることができました。
この茶畑で栽培されたお茶は“ケリチョゴールド(Kericho Gold)"という商品として、世界中で販売されています。ケニアでも最も主流のお茶として飲まれており、とても有名です。(ちなみに私の任地もお茶栽培が盛んなので、ケリチョティーにライバル意識のようなものはあるかと同僚に聞いたら、"どれも同じ"だそうです。日本のように、産地同士のライバル関係のようなものはないのだそう…笑)
ケリチョの街の様子
ケリチョは大都市とまでは言えないまでも、カレンジンコミュニティの中では主要都市。ケニアでは数少ない大型施設や外国料理レストランが存在する街です。私の任地と比較すると、道路が綺麗に整備されていて、街自体も大きいように思えました。
特筆すべきは、ショッピングモールがあること。その名も“Green Square Mall"。ケニアではこうした総合ショッピングモールの有無がかなり重要です。というのも、やれること・買えること・食べることの幅に大きく影響してくるからです。
他にもNaivas(ナイバス)やQuickMart(クイックマート)などの、大手大型スーパーマーケットが複数あったので、外国人でも不便さを感じずに生活できそうでした。(私の任地にはNaivas1つしかありません…)
ケニアのショッピングモールには、日本のように多種多様なテナントが入っているわけではありません。ただ、それでも重宝している理由は、外国食材を買えることと美味しい外国料理・コーヒーを味わえることです。
このショッピングモールにはケニアで最も有名なコーヒーチェーン“JAVA HOUSE"があったので、任地にはない外国の味を楽しんできました。やはりケニア料理を食べずに済む環境は素晴らしいですね…。
今回の旅行で、ケニアでずっとやりたかったことを1つ実現できました!それが、コーンロウにすることです。ケニアでは女性がオシャレのために髪を編んでいる姿をよく目にします。私もずっと試してみたくてしばらく髪を伸ばしていましたが、今回初めて挑戦することができました!
ケニアでは女性でも短く髪を刈り上げており、編むときはエクステを着けています。ただ、私は十分長さがあったので、地毛だけでできました。1回約1.5時間ほどかかり、Ksh500(約500円)でした。ショッピングモール内のヘアサロンだったのでこれでも少し高めらしいですが、日本では1万円近くすることを考えると大満足でした!
完成した髪型は想像通りかなりイカつい見た目になりましたが、意外と似合っていて安心しました。ケニアで男性がこうした髪型をするのは、日本同様に少しアウトローな印象を持たれます。そのため、街を歩いているといつも以上に視線を感じました…(笑)
ただ、この髪型のままゴルフ場に行っても問題なくプレイできましたし、職場に戻ったときには意外とみんなにイイねと言ってもらえました。髪の毛を洗えないことが難点で、ドライシャンプーをしていても数日経つと頭が痒くなってきます。また、日本人の直毛で柔らかい髪質は美容師さんとしても編みにくいらしく、時間が経つと解けてきてしまいます。一週間も持たずにほどくことになってしまいましたが、また挑戦したいです!
ケニアの年末年始の様子
今回ケリチョを訪れた最大の理由は、同期隊員と集まって年越しをすることでした。ケニアはキリスト教徒の割合が多いので、長期のクリスマス休暇があります。私が赴任する水道会社の休暇は12/23~1/3でした。
とはいえ、クリスマスが盛大に行われるかというとそういうわけでもなさそうです。あくまで田舎町の話ではありますが、日本のように至る所にクリスマスツリーやイルミネーションが飾られたり、クリスマス用の商品が販売されることはありません。あったとしても、小さいツリーや軽い装飾が施される程度です。
むしろ日本の正月に似ていて、多くの人が帰郷して家族と一緒にクリスマスを過ごします。クリスマス前後数日はバスやマタツの料金は倍に跳ね上がるほど都市間の人の移動が激しくなるようです。
クリスマスの食事は一応少し豪華になるようで、みんなが「鶏肉食べた~」とか「ウガリ食べた~」とか話していました。お金が無いなりに、色々工夫しているみたいです。
逆に元日はクリスマス以上にお祭りっぽい感じがしました。ケニアでも1/1だけは祝日となっています。大晦日はバーが大盛況で大勢の人が飲んでいる様子でした。そして、日付が変わると花火(といっても日本のロケット花火のようなものが数発)が打ちあがり、多くの人が起きてその瞬間を迎えていました。
次の日以降はみんな「Happy New Year~!」と声を掛け合っていましたが、クリスマスに「メリークリスマス!」と言われる回数より多かった気がします…。ケニアではあまり正月気分が味わえないかな~と思っていましたが、想像より盛り上がっていたので少し驚きました(笑)
そんな私はケリチョに住む料理が得意な隊員のお家にお邪魔し、美味しい食事と同期との時間を楽しむことができました。涼しい気候と適度に発展した街並みは私好みで、お気に入りの都市の一つになりました。有名な茶畑には行けなかったので、また訪れたいです。
では、Kwa heri!!!
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