JICA海外協力隊のケニアの職場に行ってみた。任地カプサベットはどんな町?
<ケニア生活23日目>
Habari zenu~?
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
ナイロビに到着してから早3週間。ケニアの生活にも慣れてきたところで、ついに配属先の街に行ってきました!!(下痢もついに止まりました)
私の配属先は、ナイロビから西に300km離れたところにある、ナンディ郡カプサベット(Nandi county Kapsabet)というところです。
この訪問は“Field Trip"と言われていて、即配属というわけではなく、家探しや職場への挨拶が目的の旅です。滞在も3泊4日なので短い期間になりますが、環境に慣れるのにとても良い機会となりました。
今回はその様子をお伝えしたいと思います!
カプサベットは程よい田舎?!
一応カプサベットはナンディ郡の郡都ですが、人口は5万人ほど。こじんまりとした街ですが、中心部にはショッピングセンターやマーケットが立ち並んでいました。
多くの人は、協力隊の任地と聞くと農村や田舎を想像すると思いますが、私の任地は都会と田舎の中間くらいかと思います。日本で例えると、「香川県高松市」みたいな感じでしょうか?田舎の県の県庁所在地みたいなイメージです。(香川出身の方、スミマセン…)
ナイロビとは違って、どこかほのぼのとしていて、別荘地みたいな雰囲気も感じました。
カプサベットまでは、Easy Coachというバスで6時間ほどです。
到着すると、同僚が迎えてくれました。
(バス停で1時間ほど待ちましたが…笑)
カプサベットの第一印象は“程よい田舎"。
茶畑や牛の大群など自然豊かな景色がありつつも、中心部には商店やスーパーマーケットが立ち並んでおり、不便さは感じなさそうでした。中心街には、バイクタクシーのドライバーがたむろしていて、「乗らないか?」と誘ってきます。
また、この街には小学校から大学まであるので、学生も多く、気軽に挨拶をしてきてくれます。外国人が珍しいのか、街を歩いているとジロジロ見られますが、話してみるとみんなよい人たちでした。
滞在したホテルはレストラン、プール、ジム、バーなどもあり、スタッフも感じの良いホテルでした。
部屋はデカい蚊帳のついたダブルベッドとシングルベッドが置かれたダブルルーム。標高が2,000mを超えているので、蚊はおらず、蚊帳を使う機会はありませんでした。(マラリアの汚染地域でもありません。)
トイレットペーパー付の水洗トイレと温水の出るシャワーがついた部屋でした。(ケニアの多くのホテルではトイレットペーパーがなかったり、シャワーから冷水が出たりするみたいです。)
ベランダからはきれいな庭を望めます。
レストランにも行き、夕食も食べました。大好きなチャパティ!!これで500KS(ケニアシリング)。
※だいたい1KS=\1です。
普通に美味しかったです。
スーパーマーケットや家電量販店も一通り回りました。さすがに日本食はなさそうでしたが、生活に必要なものは基本手に入りそうでした。
家具に関しても、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなど必要なものは買えそうでした。
ちなみにベッドやテーブル、椅子などは大工さんが道端で売っていて、頼んだらオーダーメイドで作ってくれるのが普通とのこと。しかも、結構安いです。
▽購入した家具の記事はこちらから▽
レストランやスーパーマーケットを回った感じだと、ナイロビより多少物価は安い気がしました。マーケットまでは見てないですが、そこでは野菜や衣服などをかなり安く買えるとのこと。本配属になったら挑戦したいと思います。
気になるインフラですが、私が滞在している間に断水や停電はありませんでした。道路などは、大きい通りは舗装されていて、歩道もありました。しかし、一本生活道路に入ると砂埃の舞う舗装されていない通りに出ることになります。
こういう道路を平気でトラックやバイクが通っていくので、かなり砂埃が舞い、町中ほこりっぽいです。コンタクトの日は目が結構つらくなりました。
靴なども一瞬で汚くなるし、車もめちゃくちゃ汚いです。こういうのを見るとアフリカを感じることができて、ある意味嬉しくなりました。
ケニアの会社はゆるゆるだった。
私が配属になる上下水道会社は街の中心部にオフィスがありました。
協力隊として、現地の民間企業に赴任するというのは結構珍しいです。
(他の隊員たちは省庁や学校などパブリックのオフィスに勤めることが多いです。)
約60名が働いていて、みんなとても良い人たちでした!!!
まず驚いたのは、カプサベットの人たちは基本スワヒリ語で話すということ。英語と混ざっているナイロビのシティボーイ&シティガールたちと違い、普段から現地語を使います。彼らは当然私がスワヒリ語を少し話せるとは知らないので、英語で話しかけてきます。
「今こそ、スワヒリ語の努力を発揮するときだ!!」
そう思ってドヤ顔でスワヒリ語で返事を返していました…。
すると…
「え、お前スワヒリ語話せんの???」
と食い気味に聞いてきます。
そう、スワヒリ語を話せるとケニア人にはかなりウケがいいです。初めて、「ちゃんと勉強してきてよかった…。」と思いました…
同僚に限らず、街の人たちもみんな驚いて、その後の会話も広がるのでかなり役立ちました。多分、現地語を勉強してきてくれたことが嬉しいんですね。私たちも、外国人が日本語を話してくれたら、確かに嬉しいですもんね…(笑)
二本松訓練所で熱心に教えてくれたスワヒリ語の先生、ありがとう!!!!
そんなこんなで意図せずケニア人の同僚たちともすっかり打ち解けることができました!!!
それからというもの、オフィスから離れた浄水場を見に行ったり…。(数年前に日本の無償資金協力で建てられており、かなり進んだ浄水場になっていました。)
住む家を見に行ったり、
一緒に飯を食べたりしました。昼食の後、いきなり同僚から「床屋いってくるわ!」と言われ、床屋で同僚の髪が切られているの見ている謎の時間もありました。
同僚はすでに髪がかなり短く、どこの部分切るの?って感じでしたが、特に何も変わらないままさっぱりした顔で戻ってきました。
ちなみに、散髪代はKS150(ケニアシリング)だそうです。(だいたい日本円で150円くらい。安すぎ!!)
オフィシャルの勤務時間は朝8時から夕方5時までのようですが、その間も新聞を読んだり、お茶を飲みながら話していたり、携帯でゲームしていたり、薬局に買い物に行ったり。
日本では考えられないほどゆったりしていました。polepoleの精神ですね…。
ただ、ケニアは日本以上に年配者が尊敬されており、急にボスが来ると仕事をし始めたりします。
ボスに話に行くときも少し緊張している様子…。
こんな感じなので、役職が上の人を味方につけると活動がやりやすそうな印象を受けました。
来月、ついに赴任!!
数日間滞在してみて、今のところこの町を好きになれそうです。二年近く住むことになるので、第一印象が良かったのはとても安心しました。
ついに来月から実際に住むことになりますが、段々と慣れていければいいなと思っています。
これからもっとこの街を開拓して、発信していければと思いますので、これからもチェックしてくれると嬉しいです。そして、ぜひ遊びに来てくださいね!!
それまでに良いレストランや観光地などを開拓しておきます!!
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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