【入国編】アジアとヨーロッパの架け橋、トルコへ行ってきました!
<ケニア生活543目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
任国外旅行でルワンダ・モロッコのアフリカ諸国を周遊した私は、ついに3カ国目の目的地トルコ(Turkey)へやってきました!
▽直前に訪れたマラケシュの記事はこちらから▽
トルコは、その魅力的な文化や興味深い歴史からずっと憧れている国でした。実際に行ってみると、良い意味で想像を裏切られることも多々あり、充実した旅行になりました。
今回は最後に訪れたモロッコの都市マラケシュを離れ、トルコへ向かう道中について書いていきたいと思います!
モロッコからの出国
魅惑の国モロッコの魅力にすっかり取りつかれた私は、名残惜しくも最後に訪れていたマラケシュを出発しました。ホテルをチェックアウトしタクシーを捕まえると運悪くメーターを使ってくれないドライバーでしたが、最後だし仕方ないかと諦め、Dh40(約600円)払って駅まで行きました。*Dh…モロッコディラハム
旧市街から10分ほどでマラケシュの駅に到着。美術館かと思うような建築物で、その美しさには驚かされます。
駅には売店やレストランも多く併設されていますが、朝9時だったのでコンビニとカフェくらいしか営業していませんでした。
列車の出発まで時間があった私は、ケニアには存在しないスターバックスで待つことに。日本にいたときはあまり行くことはなかったので恋しいという感覚はなかったのですが、モロッコのスタバを見るたびに抹茶ラテの看板が出ていたので少し気になっていました。
日本円で400円くらいしましたが、日本によくある砂糖たっぷりのラテとは違って全く甘くない本格的な抹茶ラテでした!想像とは違いましたが、甘いものが苦手な私にとっては結構好みの味でした(笑)
マラケシュからムハンマド5世国際空港までは、一等車Dh250(約3,750円)・2等車Dh195(約2,900円)で4時間弱の道のりでした。一度、カサオアシス駅(L’Oasis Train Station)で50分ほどの乗り換え時間があります。
行きと同様、乗り換え地までの列車は指定席・空港までは自由席でした。列車は基本的に時間通りに運航しているので、特に問題なく空港まで行くことができました。
空港の駅に到着すると荷物検査を受けたのちに出国ロビーに行くことになります。日本国パスポート保持者は、トルコ入国にあたってビザやワクチン接種が求められないので、びっくりするくらいあっさりと出国審査を通過しました。
聞かれたことと言えば、保持しているお金の金額くらい。大金を持っているといくらか税金がかかるのだと思いますが、正直に金額を言ったらそこからは特に何も言われませんでした。
時間がかなりあったので、出国ゲートの待合室で時間を潰すことに。
ショップや飲食店もまあまあ充実していましたが、空港価格となっていて高いので、基本的にネットフリックスを観て待っていました。
今回利用する航空会社はAirArabiaというLCC。なんと4時間40分の行程がDh1,209(約18,000円)という破格でした!中東やヨーロッパ地域はLCCがたくさん運航しているので、こうした激安チケットが多いのだとか…。中東地域の協力隊員はヨーロッパに1万円以内で行けてしまうらしいです。
逆にサブサハラ地域の国は、LCCなんてないし空港税をむしり取ろうとするので、航空券は比較的高め…。アフリカの途上国の人は渡航にビザを必要とする場合も多く、こんな感じではますます貧困国の人は海外に行けず、格差が広がるばかりだな~と感じます。
LCCということもあって出発時刻は1時間ほど遅れましたが、無事搭乗することができました。この安さにも関わらず、半分以上は空席でした…。
食事などのサービスは当然有料ですが、スタッフの皆さんはとてもフレンドリーで、LCCだからと言って不満はありませんでした。
離陸後は、上空からモロッコらしい砂漠の景色を見ることができました。これは中東地域の文化なのか分かりませんが、離陸と着陸の時に乗客全員が拍手しながら歓声を上げていました(笑)
トルコへの入国
まず私はトルコ最大の都市イスタンブール(İstanbul)へ向かいました。主要空港はヨーロッパ側にあるイスタンブール空港ですが、今回はアジア側にあるサビハ・ギョクチェン国際空港(İstanbul Sabiha Gökçen Havalimanı)に到着しました。
メインではない方の空港ですが、数多くの国際線が発着していて、その辺の途上国の空港よりはずっと大きいです。立地的な面だと観光地からは大分離れていますが、航空券が安かったことと、この後行く予定の都市がアジア側だったため、この空港を利用することを決めました。
到着後は「逆にこんなに甘くていいの?」ってくらい簡単に入国審査を通過しました。搭乗客が少なかったこともあり、預け荷物もすぐに出てきてくれました。
しかし、私はここで事前調査不足により、大きなミスを2つ犯していることに気づきました。まず一つ目は、降りてすぐにマクドナルドに行ったこと。機内食が提供されなかったことや、ちょうど夕食時間だったことで腹ペコだった私は、自然な流れで店内に入りました。
ただ、すぐに異変に気付きます。ビッグマックセットがヨーロッパの店舗並みに高い(約2,500円)のです。トルコの物価は日本と同じくらいと聞いていたので、少し驚きました。といっても、「トルコはインフレも凄いし、まさかマクドナルドがぼったくりすることないよな~」と自分を納得させて購入しました。
後に、ここのマクドナルドが街中にある店舗の5倍ほどの値段であることに気づきます。なんとトルコの空港は、全てにおいて物価が5倍らしいのです!!到着が深夜だったこともあって街のお店は閉まっているので、仕方がなかったとは思いますが、事前に知っていればモロッコで食べ物を買って持ってきたのにな~と後悔しました。
本当のショックを味わったのは2つ目でした。SIMを購入しようとキャリアのブースに行くと、電話機能とデータ通信25GBのプランが約8,000円するのです。さすがにこれはおかしいと思いながらも、なんとトルコの空港は無料WiFiがありません。
これではここからE-SIMに切り替えることもできないし、ホテルまでの行き方すら調べられません。八方塞がりとなった私は、渋々購入することにしました。こちらも後から気づきましたが、街中で購入する金額の5倍の値段。
調べてみたところ、ここだけではなくトルコの全ての国際空港の物価が法外なのだとか…。トルコに来る場合は、空港で何も買わなくて済むように事前に準備しておくことをオススメします!
イヤな想いをしながらも、切り替えてホテルに向かいます。宿まで約6kmの距離でしたが、タクシーはぼったくりが多いと聞いていたのでバスで行くことにしました。バス停は空港から出たすぐのところにあります。トルコはGoogle Mapで経路が出てくるのでとても便利でした。
バス停の券売機ではイスタンブールカードを購入。カードにお金をチャージしておくと、イスタンブール市内のあらゆる電車やバスに乗車することができます。お金を入れると、デポジットの70TL(トルコリラ)≒約350円が差し引かれた分がカードにチャージされ、そこから自由に公共交通機関を利用できるようになります。
深夜だったこともあり、運悪く次のバスまで1時間ほど待つことに…。タクシーの勧誘を交わしながらも、バス停でモロッコ人の青年2人に出会うことができ、話しながら待つことができました。
空港周辺の街並み
空港周辺には観光として見るべきものは全くありません。しかし、これまでJICAが支援しているような国とは全く違い、地方部まで明らかに先進国の景色が広がっています。
空港からバスで20分ほど行くと、予約していたホテルに到着。すでに深夜3時を回っていましたが、快く受け入れてくれました。
宿泊したのはHİLL SUİTESというホテル。1泊38ユーロでした。調べたホテルで最も安いところを選びましたが、これまで旅行していた国と比べると急に物価が上がった感じがしました…(笑)
部屋自体はとても広く、リビングルーム・寝室・シャワールームが用意されていて、とても清潔でした。かなり疲れていたので、到着した日はそのまますぐに寝てしまいました。
時間があればホテル周辺も散策したかったのですが、朝起きたらほぼチェックアウトの時間になっていて、次の目的地への時間も迫っていたので諦めました…。
一日がかりの移動をし、道中に少しショックなことがあったものの、何とか憧れの国トルコへたどり着くことができました。次回より、観光大国トルコの街の様子をレポートしていきたいと思います!
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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