ケニア最西端の街シアヤの魅力とは?
<ケニア生活256日目>
Chamgei!!
こんにちは!てらぼー(@terabow42)です!
先日、ケニア最西端の街シアヤに行ってきました!
比較的発展している街でありながら、人が少なく綺麗で素敵なところでした。ビクトリア湖沿いの街の様子をぜひご覧ください!
シアヤとはどんな街?
シアヤ(Siaya)は、ケニア最西部にあるシアヤカウンティの郡都です。ヴィクトリア湖の向こう側はすぐウガンダです。
シアヤは野党第一党の党首「ライラ・オディンガ(通称、ババ)」の出身地としても有名で、ケニアで頻繁に発生している「マンダマーノ(Maandamano)」というデモはこの指導者の主導で行われています。この周辺地域に住む部族、ルオの方たちの熱狂的な支持を得ています。
ケニアでは"影響力のある政治家の出身部族"が強い影響力を持つため部族間の衝突が起こることもあるほど…。現職大統領の出身地である私の任地にとってシアヤは最大の政敵の土地なので、「自分のカレンジンネームを名乗らないようにしよう…」とか少しビクビクしながら訪れました(笑)
▽マンダマーノの記事はこちらから▽
シアヤ郡の郡都はシアヤシティであり、カウンティのガバメントオフィスも集まっていますが、実際は南部のボンド(Bondo)という街の方が発展しているのだとか…。一説によると前述したライラがボンド出身で、その街の方が力が入っているらしい…。
ただその分、シアヤタウンは中心地でも人が少なく、街全体が落ち着いている印象を持ちました。観光客にとっては都合が良い場所かもしれません。
もう一つの特徴として、標高が約1,300mまで下がるため気温が高いという特徴があります。確かに日中は暑かったです。マラリア汚染地域にもなっており、蚊も多いため注意が必要でした。
シアヤタウンの様子
シアヤは大きい街ではないからか、マタツで行くにも乗り換えをする必要がありました。ビヒガカウンティのルアンダで乗り換え、田舎道を数時間かけて到着しました。
シアヤに降り立ってみると、先述した通り日曜日でもないのに人が少なくほのぼのとした雰囲気を感じました。大手のスーパーマーケットやチェーン店などはなさそうでした。
CBDのすぐ近くにそこそこ大きなマーケットがありました。気温が高いからか南国フルーツが沢山売られていたり、ヴィクトリア湖が近いからか魚が多いように感じました。
人々もあまりしつこくなく、快適に回ることができました。気温が高いと人々も穏やかになっていくのでしょうか…(笑)
このあとシアヤで活動されている先輩隊員と合流し、活動場所を見学させていただいたり、食事をご一緒させてもらいました。
街のレストランではルオコミュニティ名物(?)のオメナやティラピアをいただきました。とても美味しかったです!
また、レストランやホテルなども立派で綺麗なところが多かったです。
夜はお酒も飲めるような雰囲気の良いお店で、豚肉のニャマチョマやティラピア料理などを食べることができました!
ホテルはシアヤの中心街からすぐのところにあるプール付きのリゾートホテルに泊まりました。高そうに見えますが、Ksh1,000/1泊で滞在できました!
ニャティティの作り手が住む村へ
シアヤに来たもう一つの目的が、ケニアの伝統的な楽器ニャティティ(nyatiti)の作り手が住む村に訪れることでした。先輩隊員さんはこの地でニャティティを習えるところを見つけ、一年以上練習されています。
村はシアヤから少し離れたところにあり、皆さんとても歓迎してくれました。キスムミュージアムにあったルオの伝統的な村という感じで、自然豊かな場所でした。
ニャティティとはケニア西部に住む民族ルオに伝わる弦楽器で、主に木と牛革を用いて職人の手作りで作られています。元々男性だけが演奏することを許されていましたが、日本人の音楽家アニャンゴさんが世界初の女性演奏家となってから、女性奏者も増えているようです。
先輩隊員の楽器を借りて弾いてみると、とても綺麗な音が出ました。楽譜などはなく、習うときは先生の演奏を見て真似るしかないようですが、そこまで難解な楽器というわけでもなさそうでした。
そしてこの楽器の魅力に一目惚れしてしまった私は、その場で1つ購入させていただきました!
この楽器は材料を探すところから全て手作りで、制作にかなりの手間と時間がかかるとのことです。ただ、作り手さんが丁度1つだけ完成間近の在庫を持っていてくれたので、運よくすぐに手に入りそうです!
たくさん練習して日本で一芸になるくらいには上手くなりたいな~(笑)
こんな感じでシアヤをめちゃくちゃ楽しんで帰ってきました。素敵な街だったので、また訪れてみたいです!
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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