歴史と政治の街、トルコの首都アンカラの魅力とは
<ケニア生活547目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
任国外旅行でトルコに来た私は、まず首都のアンカラに訪れました。この街は首都であるものの、大都市イスタンブールや世界遺産カッパドキアなどと比較すると、観光地としてはあまりメジャーではありません。
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しかし、実際に訪れると短期滞在では周りきれないほどの見どころがたくさんありました。あまり知られていないアンカラの魅力をぜひご覧ください!
アンカラはどんな街?
アンカラ(Ankara)はトルコ共和国の首都であり、街の規模でもイスタンブールに続く都市です。政府機関などが配置されている政治の中心として栄えています。
しかし、首都であるにも関わらず、この街の知名度はあまりありません。トルコには世界に名を知らしめている観光地が無数にあるにも関わらずなぜこの街を選んだかというと、JICAの規定によりイスタンブールとアンカラしか行くことが許可されていなかったからです。
実際にアンカラについて詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。正直なところ、自分自身も行く前は名前しか知りませんでしたし、あまり期待もしていませんでした(笑)
モロッコからひとまずイスタンブールに到着した私は、空港近くの街で1泊したあと電車でアンカラに向かいました。
まず、ホテル近くのバス停から指定のバスに乗車しPendik駅に向かいました。トルコはバス経路をGoogle Mapで調べることができるので、超便利です。前日に空港でイスタンブールカード(Istanbul card)を購入しておいたので、券売機がないバス停からも問題なく乗車することができました。
Pendikの街は発展しているのですが、イスタンブールの中心からは20km以上離れていて観光地も特にありません。
アンカラまでの電車TCDDの乗り口は地下鉄駅やバス停からは数百m離れたところにありました。トルコ人はとても親切なので、聞いたらすぐに案内してくれました。発車時刻の30分ほど前に到着し、簡単なボディチェックをしたあと待合室で待たされます。
アンカラ行のチケットは平日昼間だったこともあり、当日でも買えそうでした。しかし、イスタンブールに帰ってくる日曜日は数日前から満席が目立っていたので、あらかじめ購入しておく方が無難です。
チケットはTCDDという公式アプリをダウンロードして購入します。最初は英語表示なのに、途中からトルコ語しか表示されなくなるので、翻訳機を片手に購入しましょう(笑)
出発時刻15分くらい前になると呼び出しがあるので、Eチケットを見せれば簡単な荷物検査を行った後にホームに案内されます。待っていると時間通りに電車が来ました。
ここから約4時間のアンカラまでの電車旅が始まります。代金はエコノミーで₤430(トルコリラ)。日本円で2,150円くらいです。車内はとても綺麗で、さすが先進国って感じの電車でした。
車内から見える景色はとても綺麗でした。マルマラ海沿いやダムなどの水辺の景色をはじめ、内陸に入っていくと畑の景色もありました。
イスタンブール市内は隅々まで近代化されているのですが、地方に行くと発展している場所と農村地域が混在していて、街づくりが非常に上手くいっている印象を受けました。
そんなこんなでアンカラ駅に到着。めちゃくちゃ綺麗な駅でした!TCDDのイスタンブール-アンカラ間は2009年に開通した比較的新しい電車で、これからさらなる延伸も計画されているようです。
電車の乗り心地も良く、快適に長距離移動を終えることができました。夜間には寝台列車もあるようなので、時短や節約をしたい方はそちらも良いかもしれません。
アンカラ駅はかなり大きく、近代的な内装でした。カフェやレストランが併設されている他、イベントエリアでは、特産品などを販売する物産展のようなところもありました。
駅内には何とコインロッカーが…!!日本以外で初めて見ました(笑) こうした設備があるのも、治安が良いからこそ置けるのでしょうね…。
アンカラの街並み
アンカラはそこまで人が多くない分、イスタンブールよりなんとなくクリーンな印象を受けました。駅から中心地までは1kmくらいの距離なので、そこにあるホテルまでは歩いていきました。
中心地はアタテュルク像(Ataturk Statue)を中心として、博物館や商業ビルが並んでいます。私が宿泊したホテルもこのすぐそばにありました。
ちなみに泊まったのはHotel Sporというホテル。朝食付きのシングルルームが2泊で€41(ユーロ)でした。凄い綺麗というわけではありませんが、スタッフの方も親切で特に問題はありませんでした。
チェックインした後、早速街歩きを開始。世界三大料理の一つであり、美味しいと評判のトルコ料理を食べに行くことにしました。
評価が高そうなお店を調べて適当に入ると米やパン・野菜などに加え、ケバブのようなお肉が出てきました。期待していたほどではありませんでしたが、中々美味しかったです。
ネット上ではトルコの物価は低めとされている情報が多いですが、私の感覚だと2024年6月時点で日本よりずっと物価は高かったです。物価高と円安の影響で、普通に食事をすると少なくとも2,000円くらいはかかります。
そのため、ファストフードのようなお店もよく言ってました。こういう場所では1,000円以内で食べることができます。どのお店もカットされたケバブをトルティーヤのような生地で包んだものが一般的。トルコはヨーグルトの消費量が世界一位らしく、必ずといってよいほど飲むヨーグルトが付いてきます。
いろいろなお店を周ったのですが、基本的に主流なのはケバブをパン系の生地で包み、ライスや野菜を添えるというもの。私のリサーチ不足もあると思いますが、めちゃくちゃ美味しいという感じはしませんでした.
アフリカ料理などと比べると全然美味しいのですが、パン生地が結構固いのが苦手でした。次に訪れるときは、美味しい料理やお店をちゃんと調査したうえで挑戦したいです。
アンカラでの観光
街を歩いているとところどころにトルコらしさが溢れていて、歩いているだけで楽しめます。モスク一つとっても、外観が特徴的でとても立派です。風景や人々の性格も、他のイスラム諸国とは少し違っていて興味深かったです。
そんなアンカラには一日では行ききれないほどの見どころがあります。その中でも、最も有名なのがアタテュルク廟(Anıtkabir)です。
初代大統領アタテュルクの霊廟として建てられた建築で、今ではアンカラのシンボルとして人気を博しています。
バッグなどの荷物は持ち込めないので、入口で預けて中に入ります。中は、霊廟だけではなく博物館や広場などもありました。
訪れたこの日も外国人や地元の学生など、多くの人が観光に来ていました。大学の卒業式(?)の格好をしている学生がなぜか多かったです。
ここでの目玉は1時間に1度の頻度で行われる衛兵の交代式。多くの方がこのセレモニーを見るために、アタテュルク廟入口付近に集まってカメラを構えます。
私も生でその様子を見ることができました!その厳格かつ洗礼された動きはとてもかっこよかったです!
アタテュルク廟からはアンカラの街を一望することもできます。真っ赤な屋根で埋め尽くされた景色はとても美しかったです。
博物館の展示もかなり充実していて、入場料が無料とは思えないほど充実した観光名所でした!
続いて訪れたのが、コジャテペ モスク(Kocatepe Camii)。見事なオスマン様式のモスクで、高台にあるため遠くからでも見えるほどの大きさを誇っています。
中に入ることはできませんでしたが、外から見てるだけでその美しさと巨大さに目を奪われました。
続いて紹介するのはアンカラ城(Ankara Castle)です。市内から坂道を登った高台にある城で、たどり着くまでは少ししんどいです。
しかし、城に続く道はお土産屋やカフェがたくさん並んでいて、ショッピングを楽しみながら行くことができます!
やっとの思いで城にたどり着くと、立派な遺跡が高台にそびえたっています。アンカラ城は7~8世紀に築かれたようですが、そうとは思えないほどの壮大さでした。
アンカラ城の魅力は何といってもそこから一望できるアンカラ市内の景色。アタテュルク廟からの景色とはまた違った魅力がありました。
ここで撮影した写真はとても映えるので、この日も多くの観光客が訪れていて、その人気ぶりが伺えました。
アンカラは、その歴史的な背景から博物館も充実しています。訪れたのはアナトリア文明博物館(Museum of Anatolian Civilizations)。
アンカラ城から歩いて行ける範囲にあります。入場料はTL280(約1,400円)。数多くの貴重な展示物があるほか、博物館の建物自体もユニークな建築となっているようです。
展示物は旧石器時代からヒッタイト時代、アナトリア文明のものまで様々。全て見るには丸一日かかってしまうほどの豊富さでした。
恥ずかしながらあまりトルコの歴史を知らなかった私は、興味深く各展示を見させてもらいました。世界史好きならぜひ訪れるべき場所だと思います!
もう一つの主要博物館「独立戦争博物館(Museum of the War of Independence)」にも訪れました。
こちらも当時の独立の様子を知ることができる貴重な資料が残されており、世界史好きにはたまらない博物館でした!
1923年の独立時に国会が置かれていた建物であり、当時使われていた会議場や部屋がそのまま残っています。
議会場や当時の独立に関わった人の私物など、こちらも一日かかりそうなくらいの豊富な展示物が残されていました!
他にもローマ遺跡やローマ浴場などの観光地もあり、とてもトルコ旅行で無視されるような街とは思えませんでした(笑) ぜひともトルコを訪れたときは行ってみてほしい都市です!
このあと、ついにトルコに来た目的であるイスタンブールに向かいます!次回もぜひお楽しみに!!
では、Kwa heri!!!
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