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JICA海外協力隊に合格しても訓練まで1年待ち?選考から訓練までの過ごし方とは?

2023年1月27日応募・選考中,青年海外協力隊応募・選考中,青年海外協力隊

JICA海外協力隊に合格しても訓練まで1年待ち?選考から訓練までの過ごし方とは?

こんにちは!てらぼー(@terabow42)です!

今回の記事では、青年海外協力隊の選考が終了してから、派遣前訓練に至るまでの流れについて紹介したいと思います。

というのも、自分自身、訓練の選考が終了してからしばらくの間(特に合格してから)、詳細なスケジュールが分からず、かなり不安だったからです。協力隊OBの知り合いなどもいなかったので、誰かに確認する術もなく、準備しておくべきことも分かりませんでした。

なので、もしこのような方がいればこの記事を参考にしていただければと思います。

選考から合格通知、訓練開始まで

私の場合は2次選考の面接が9月の中旬にあり、合格通知は10月下旬にもらいました。
選考時に合格発表の大体の時期を知らされていたので、ここの段階で特に困ることはありませんでした。

合格通知自体はマイページとメールで知らされます。そこで、どの要請に決まったのかを知ることになります。

決定した要請に対して、行くか行かないかを決めて、JICAに意思を伝えるまでの期間は、通知を受けてから2週間ほどあります。私の場合、決定した要請は、第3希望までのいずれにも当てはまっていませんでした。

しかも、その要請は私が保持していない応募要件がありました。そのため、その2週間の間に、JICAにどういう意図があったのかを確認しました。

納得する答えが返ってきたことと、自分なりに色々調べた結果、私のスキルでもやれないことはなさそうだったので、行くことに決めました。

派遣を承諾してからというもの、すぐにコンピュータ技術の技術顧問の方から、訓練までどんなことを勉強すべきかというアドバイスのメールをもらいましたが、合格通知のあった10月から翌年7月まで、私がJICAからもらった連絡はその一本だけでした。

なので、職場での手続き上必要なことや、協力隊で必要なことがあれば、逐一協力隊の窓口にメールで連絡していました。窓口では親身になって問い合わせ対応してくれるので、今となってはもっと活用すれば不安も解消できたな~と思います。

次の年の7月になると、訓練の案内や必要書類の準備案内が届きました。
訓練開始3カ月前くらいに連絡が来るので、1次隊の方は1月、2次隊の方は4月くらいに届く感じでしょうか。

「本当に自分は合格したんだろうか…」と半信半疑だったので、案内が届いたときホッとしたのを覚えています。

訓練までに準備すべきこと

訓練案内が届いてから訓練開始までの間は一転して忙しさに追われます。

すべきことは大きく分けて3点です。

<訓練までに準備すること>

  • 必要書類の準備
  • 語学の学習
  • その他の課題

一つ目の必要書類についてですが、これには本当に参りました。

提出すべき書類はおよそ20点!(人によって異なります)しかもすべて紙による郵送での提出

中には、健康診断、ワクチン接種、職場に発行してもらう書類など、やり取りが必要な書類も多くありました。

これらの提出期限は、2週間~2カ月のものもあり、様々…。
なので、すべての書類を一括で郵送することはできません
(私の場合は、できるだけまとめて送ったものの4回くらいに分けざるを得ませんでした。)

しかも発行のリードタイム的にどうやっても間に合わないものもあり、だったらもっと早く案内できないのかな…と思ってしまいました。

ただ、提出すべき書類やフォーマットは隊次ごとに変わる可能性もあるため、事前に準備しておくことは難しいと思います。

対して、2点目の語学学習は事前に準備を進めておくことをお勧めします。

語学学習では、簡単なE-learning教材(必須)とオンライン授業(任意)が提供されます。私はスワヒリ語でしたが、E-learningではかなり簡単な部分のみを学べる教材となってました。(発音や挨拶など)

オンライン授業では、語学教師と1対1で会話できる機会が与えられていました。私は、E-learningはもちろん、オンライン授業も10回程度受講しました。

受けてみて分かったことですが、E-learningは初歩的すぎるのであまり意味がありません。なので、自分でテキストを買って勉強をしていました。語学にもよると思いますが、時間があるなら別教材を買って学習を進めることをお勧めします。

対してオンライン授業はとても有益でした。日本人の先生に基礎から教えてもらえますし、発音やイントネーションなどは話してみないと分かりません。そのため、時間が許す限りできるだけ受けるべきだと思います。

3点目の「その他の課題」は、JICAの歴史や国際交流に関する基礎的な知識を補完するためにE-learningが提供されました。30分~1時間の動画を6,7本観て、それぞれ800字くらいのレポートを書くことになります。

さらに、私の場合は、職種別の課題もありました。コンピュータの基礎的な知識を補完するために、こちらも数十分の動画が提供されます。どちらも基礎的な内容ですが、最低限必要な知識がまとめられている印象を受けました。

ただし、こちらもJICAから案内されるE-learning上で受講する必要があるので、事前に実施することはできません。

テキスト_はじめはここからスワヒリ語
訓練が始まる前に使っていたスワヒリ語のテキスト。
訓練で使っていた教科書より分かりやすい(笑)

まとめ

結局のところ、協力隊は年間で数回に分けて派遣されるので、応募や選考から派遣まで時間がかかるのは仕方ありません。(どうしてもすぐ派遣されたいのであれば、面接選考のとき意思を伝えてもいいと思います)

ただし、後半の隊次になると、合格からしばらくの間は特に指示がなかったのに、訓練3カ月前から急に準備に追われる可能性もあります。特に、私は訓練直前まで会社に所属していたので、仕事をしながら提出書類の準備をするのはかなり滅入りました。

待ち時間が長かった分、今思うともっと早く語学を始めておけばよかったなと思っています。
(語学に関しては、いくらやっても無駄ということはなさそうなので…)

この記事を見た方が、待期期間を有効に使って、無事訓練に臨めることを願っています!

次回からは、派遣前訓練についても書いていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた!

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Posted by Terabow42