【入国編】魅惑の国モロッコへ行ってきました!
<ケニア生活514目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
2回目の任国外旅行で奇跡の国ルワンダを訪れた私は約1週間の滞在を終え、北アフリカのモロッコ(Morocco)を訪れました!
▽ルワンダの記事はこちらから▽
実は元々行く予定ではなかったのですが、行こうとしていたヨルダンの情勢が不安定であることから急遽変更することに。元から興味はあったものの、優先順位が高くなかったモロッコを2カ国目として選びました。
しかし、モロッコはルワンダとは別の意味で魅力がたくさんあり、とても有意義な旅になりました!今回は、そんなモロッコまでの道のりを入国編として書きたいと思います。
ルワンダからの出国
名残惜しくもルワンダを離れ、23:00出発の飛行機に乗るため19時頃にキガリ市内を後にしました。夜の移動にもかかわらず相変わらず治安は良さそうで、最後まで美しい夜景を見ることができました。
ルワンダの空港(キガリ国際空港)は、中心部から車で約20分ほどの場所にあるため非常にアクセスが良いです。驚いたのは、徒歩でも敷地内に入れること。ナイロビの空港の入口からは敷地内に車でしか入れませんが、空港自体も小さいため、徒歩でも入れる入場口がありました。
空港の入口で簡単な荷物検査と身体検査をした後、5分ほど歩くと出発ターミナルに到着します。ここでも簡単な身体検査を受けたのちに、チェックインカウンターに並びました。就航数がケニアと比べてもかなり少ないため、カウンターも少なく人も空いていました。
日本国パスポート保持者がモロッコに渡航する場合、公用旅券保持者も含めてビザの取得が不要です。そのため、ほとんど何も聞かれずにスムーズに発券や出国検査は終わりました。逆に近くにいたパキスタン国籍の人はカウンターにいるときからかなりいろんなことを聞かれて時間をかけていたので、ビザなしで色んな国に行ける日本人は本当に幸せ者だな~と改めて実感しました。
念のため3時間前に空港に到着した私でしたが、あまりにも時間のかからない審査だったため、おそらく20分もかからず搭乗ロビーにたどり着きました。搭乗ロビーは、レストランやお土産ショップが数件ある程度のかなり小さいスペース。やることもないので、利用可能だったWIFIに接続してしばらく映画を観ていました。
出発時刻は23:00。ドーハまで6時間、乗り換えで2時間半待ったのちにモロッコまで8時間の旅でした。夜なので寝て過ごせるとはいえ、現地に到着する次の日の夜までシャワーを浴びれないのはキツイな~と思っていた矢先、なんとトイレにシャワーが併設されていました!しかもさすがのルワンダらしく、めっちゃ綺麗!とてもありがたくシャワーを浴びさせてもらいました(笑)
全部で5つもない各搭乗口は、出国ロビーに入ってから1分もかからないところにあります。本当にびっくりするくらい小さい空港です。電光掲示板に表示されている離陸予定の飛行機は、一夜のうちに10機もありませんでした。
搭乗ゲートの待合室でしばらく待ったのち、時間通りに搭乗が行われました。ケニア出国時のトラウマが少し残っていたのですが、ルワンダはやはり時間をしっかり守っており、ここでも2国間の大きな違いを実感することになりました(笑)
▽ケニア出国時の記事はこちらから▽
無事時間通りに離陸し、ドーハ空港へ。久しぶりに先進国の景色を目の当たりにした後、こちらも時間通りにモロッコに向けて出発しました。ちなみに搭乗したカタール航空の航空券は$477でした。ケニア→モロッコだと倍くらいの価格なのですが、なぜかルワンダ発だとめちゃくちゃ安かったです。安心のカタール航空なので、ケニア航空と違って、スタッフの接客態度や機内食に関して全く不満はありませんでした(笑)
モロッコへ入国
予定時刻通りにモロッコ最大都市カサブランカ(Casablanca)のムハンマド5世国際空港に到着しました。北アフリカの国だけあって空港はかなり立派で、サブサハラの国々とは違うレベルの場所に来たことを実感しました。入国審査はある程度混んでいましたが、ビザが不要ということでよくある質問だけ聞かれたのちにすんなり通過。荷物も無事に受け取り、税関も簡単に通過しました。
まず、両替所に。外に出てからすぐ複数の両替所があり、場所によってレートも違います。後から分かったことですが、空港内のどこの両替所も市内に比べてまあまあレートが悪かったので最小限にした方が良さそうです。私は一旦、SIMカード代と市内までの電車賃分だけ換金しました。
その後、SIMカードを購入することに。外に出ると複数の携帯会社のカウンターが待ち構えています。選択肢は「Maroc Telecom」「Orange」「INWI」の3択。なんとなく、Orangeを選びました。何日滞在するかを聞かれるので、10日間と答えると2週間で20GB+通話を使えるプランにしてくれました。うろ覚えなのですが、確かDh100(モロッコディルハム)くらいだったと思います。(日本円で1,500円くらい)
空港での用事を全て済まし、早速カサブランカ市内に向かいます。この空港は市内から30km以上離れた場所にあるため、意外と不便です。方法としてはタクシーと電車のパターンが主流のようです。タクシーだとDh300(約4,500円)ほどかかることに加え、モロッコではぼったくりタクシーが多いと聞いていたため避けることにしました。
早速電車乗り場へ向かいます。チケットはオンラインまたは乗り場近くのチケット売り場で購入可能。現金またはクレジットカードが使えました。1等車DH70(約1,050円)、2等車Dh50(約750円)で、私は2等車を選びました。
駅のホームの入り口付近にはいくつかのカフェがあったので、そこで軽食や飲み物を買うことができます。ただ、あとから気づいたことですがこれらは空港価格の割高な値段で販売されていました。
モロッコ国鉄ONCFは基本指定席ですが、空港⇔カサブランカ市内の列車だけは自由席になります。この路線は1時間にたった1本。到着した多くの乗客が駅のプラットフォームで待っていました。
私の場合は乗り合わせが悪くほぼ一時間待つことに…。ただ、運航は正しく行われているようで、時間通りに古そうな車両が到着しました。
電車が到着すると多くの乗客がごった返して席の取り合いに。明らかにキャパシティを超えたチケット数を販売しているため、全員分の座席はなさそうでした。ただ、その中でもイスラム教の国家らしく、女性や高齢者を気遣って譲り合う姿がありました。
カサブランカの中心街にはCasa PortとCasa Voyageursの2つの主要駅があります。私はホテルに近いCasa Portまでで、所要時間は46分でした。
1等車の環境を見てはいませんが、2等車でもあまり不便は感じませんでした。車両は見るからに古そうだし、付いているコンセントで携帯電話を充電しても微弱な電力しか供給されませんでしたが…(笑)
出発すると早速モロッコらしい乾燥した風景を見ることができるようになります。自然豊かなケニアでは見られない中東らしい砂漠のような景色は、私にとってはとても美しく感じました。
また、中心街までもいくつかの町や駅を通過しますが、やはりサブサハラとはレベルが違う発展を遂げているようでした。約半年前に行ったエジプト以来の発展した国に来たことで、胸が躍りました。
最大都市カサブランカへ
列車を降りたころはすでに夕方でしたが、昼間かと思うほど太陽が高く昇っていて明るかったです。日の入りは20時過ぎの国なので、人の往来も夜遅くまでありました。
駅は非常にクリーンかつ洗練されていて、マクドナルドやスターバックスを久しぶりに見ました(笑) スタバには抹茶ラテなるものが…。北アフリカまでは日本の食文化が届いていることに感動しましたw
大のマクドナルド好きの私は、吸い込まれるようにマックの店内へ。ケニアには存在しないチェーンなので、エジプトで食べた以来、久しぶりのビックマックを堪能しました。(もし北アフリカ諸国やヨーロッパでマックに興奮している日本人を見かけたら、おそらくそれはサブサハラ地域で不味い飯だけでサバイブしている人なので多めに見てあげてくださいw)
ポテトにマスタード(?)っぽいソースが付いてくること以外は日本のものとほぼ一緒で、本当に美味しかったです。イスラム諸国ではアメリカ企業の商品に対してボイコットが広がっているようですが、モロッコの信仰が比較的緩いからなのか、現地人も普通に店内に沢山いました。
駅を出ると高層ビルや整備された街並みが広がっていて、改めて「あぁ、サブサハラを脱出できたんだな」と実感しました。エジプトとは違い、現地の方がフレンドリーにたくさん話しかけてきたりすることはあまりありませんでしたが、こちらから話しかければ助けてくれる優しい人は予想通り多かったです。
ルワンダより英語を話せる人はグッと少なくなったイメージでしたが、何とかコミュニケーションはできました。
ルワンダからの長旅を終え、何とかホテルに到着し、その日は近くのレストランでテイクアウトしたご飯を食べてゆっくり休みました。
モロッコは期待以上に素晴らしい国で、食事も人も観光もとても良いところでした。次回からそんなモロッコの魅力を都市ごとに紹介していこうと思います!
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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