念願のWRCラリージャパンを観戦してきました!

こんにちは!てらぼーです。
しばらく海外にいた私が帰国後に日本で楽しみにしていたこと、それがモータースポーツ観戦です!実は、お金と高い技術力が必要なモータースポーツは、日本とヨーロッパの一部の国にしか根付いていない文化なのです。
主に観戦しているのはF1なのですが、一度ケニアでサファリラリーを観戦してからというもの、WRCの日本ステージも絶対観に行きたいと思っていました。遂にめちゃくちゃ楽しみにしていたラリージャパンに行ってきましたのでその様子を書きたいと思います!
▽サファリラリーの記事はこちらから▽

ラリージャパンとは
モータースポーツには様々なレースがありますが、閉鎖された一般公道を使ったレースをラリー(Rally)と言います。世界ラリー選手権(WRC)はFIA(国際自動車連盟)主催のラリーの世界選手権で、世界各国を転戦しながら13レースで争われます。
そのうちの1レースが日本の愛知県や岐阜県を舞台に毎年開催されています。モータースポーツの世界選手権に参戦するというのは、単純な実力のみならず、強靭なメンタルとチームに資金力をもたらすスポンサーが必要なのですが、その狭き門を潜り抜けてレギュラーシートをつかみ取っている勝田選手という日本人ドライバーがいます。また、日本が誇る自動車メーカーのトヨタもトップカテゴリーでチームとして参戦しており、日本人の活躍が光るレースです。

2024年のラリージャパンは11/21~11/24の4日間で開催されました。通常は公道が舞台となりますが、日本ステージでは豊田スタジアムに作られた特設コースでのレースがあり、今回はそちらで観戦しました。
スタジアムということもあって、電車で行けて観客席からゆっくり見れるという、ラリー初心者にも優しいレースです。ケニアで観戦した時とは異なり、ファンの熱も凄いし運営の工夫も素晴らしく、とても楽しむことができました!

ラリージャパンの雰囲気
スタジアムの最寄り駅である豊田市駅に到着すると、早速ラリージャパンのブースが!!グッズを売っているブースやパブリックビューイングブースなどがありました。
この駅から豊田スタジアムまでは歩いて20分くらいの距離があるのですが、ブースのおかげで全く飽きませんでした。

道中にはかつてのラリーカーが何台も並んでいて、モータースポーツファンにとっては大興奮の雰囲気でした。よく見る企業のロゴが古かったり、今は掲載が禁じられているタバコ広告があったりと、当時の面影を残すクルマが何台も立ち並んでいました。

スタジアム周りはお祭りのような雰囲気になっており、屋台が出ていたり、シュミレーターが体験できたり、グッズを購入できたりととても楽しめました。
F1ほど混雑しておらず、ゆっくりブースをまわれたのも良かったです。夕飯時ということもあり、さすがに飲食はどのブースも長い列ができていましたが…。

ラリージャパンのレース
チケットの種類はいくつかありましたが、今回は2階の自由席(大人5,000円)を選びました。1階席は角度がないから全体を見渡せない&ラリーなら席が取り合いになるほど埋まらないだろうという予想のもとチケット購入しましたが、大正解でした!

私はスプーンからの大ジャンプを見たかったし、せっかく2台が同時にスタートして競うのだから全体が見渡したかったのですが、この条件を満たせるのはおそらく自由席の北側の席だけです。
レースは日が落ちた夜に行われることもあり極寒でした。昼苦労してでも、簡易座布団と防寒着を持ち歩いた甲斐がありました。

日が落ちてくるとコースが照らされ、レースの雰囲気になっていきます。今回は「Little Glee Monster」というアーティストが前座ライブも行っていて、会場は徐々に盛り上がっていきました。
コースの準備が整うと、運営者がコースの下見のようなものを行います。この運営者のドライバーも、実際はプロドライバーなのだとか…。確かにこんな細いテクニカルなコースは車を走らせるだけでも難しいだろうな…と感じました。

そして、ついにレースが始まります。本番は2台同時スタートで競い合います。運営者が遅く見えてしまうほど、けたたましい音と事故が心配になるスピードでコースを走っていました。
特にトップカテゴリーのドライバーはスピードもテクニックも桁違い。写真では伝わりにくいので、ぜひ会場に足を運んで多くの人に見て欲しいです…。

そして、唯一の日本人レギュラードライバー勝田選手のレースも観ることができました。このドッグファイトには見事勝利。大きなミスもなく、日本のファンの前で素晴らしい走りを見せてくれました。
世界の舞台でこうして日本人が活躍している姿は本当にカッコいいですよね。見事なジャンプも決めてくれました。

トップカテゴリーの車のレースが終わると、WRC2やWRC3の下位カテゴリーのレースがあります。トップドライバーたちには劣りますが、それでもやはりコース特性ゆえの迫力があります。
中には大人気マンガである頭文字Dの藤原とうふ店のカラーリングでレースに出ている車もありました。しかも意外と速かった…。AE86ではないですが、日本ステージということもあり異様な雰囲気の応援を受けていました(笑)

よくこんなに細いコースを猛スピードで走っていてクラッシュしないよな…と思っていたら、下位カテゴリーで1件だけクラッシュがありました。軽い事故でしたが、一部コースが破損したため修復作業が発生。
10分前後でコースが修復され、マーシャルの凄さを思い知りました。モータースポーツはこうした裏方の方々の協力のもと成り立っていると感じることができるのは現地観戦ならではです。

楽し過ぎてあっという間に全レースが終了しました。終了後もF1のような大きな混乱もなく、普通に電車に乗って帰路に就くことができました。
今回はスタジアム観戦でしたが、今度は公道レースにも挑戦してみたいです。大迫力のラリー選手権、皆様もぜひ現地で観戦してみてください!では!!

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