<ケニアのサファリの楽しみ方・中編>ケニアの国立公園で出会える動物を紹介!
<ケニア生活571目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
本記事は前回の続きとなります。ぜひ前編を読んでから、本記事をご覧ください!
▽前回の記事はこちらから▽
3日目(ナイバシャ)
ケニア特有の突発的なデモに足止めされた私たちでしたが、優秀なガイド・デニスのスケジュール調整によって、いよいよ本格的なサファリを始めることができました!ナイバシャ湖が一望できるホテルのレストランで朝食を取り、いよいよ動物たちの楽園へ出発します!
最初の体験はナイバシャ湖(Lake Naivasha)でのボートサファリです。ケニア人たちのソウルフードであるティラピアという魚が獲れることもあって、彼らの生活に密接に結び付いている湖です。一方で、見ることができる野生動物が多いため外国人観光客にも人気の場所となっています。
この日も多くのケニア人たちが朝早くから釣りに励んでいました。この湖の水に触れると住血吸虫症のリスクがあると言われていますが、平気で入水しているところを見るとさすがケニア人という感じがします(笑)
ナイバシャ湖の名物はカバです。沖には大量のカバが集まっています。早朝に訪れた今回は、特にたくさん見ることができました。
見ている感じだとおとなしい印象を受けますが、世界ではライオンやゾウより人間を殺しているというから驚きです。
ナイバシャ湖のもう一つの特徴はバードウォッチングができることです。鳥好きにはたまらないほど沢山の種類の鳥類が住みついています。
サファリ中には、運転手がボートから魚を投げ入れて猛禽類にハントをさせるちょっとしたショーを見ることもできます。
ただ今回何よりも驚いたのが、今年3~5月にかけて続いた豪雨による洪水被害でした。この災害によって東アフリカ各国は多大な損害を被り、ケニアでも200人以上が亡くなったと言われています。
私が普段住んでいる一年中降水量が多い地域は、排水システムがある程度機能しているのであまり被害を感じたことはなかったのですが、ここナイバシャでは水位が上昇して多くの建物が浸水していました。
ボートでの遊覧を20分ほど楽しむとナイバシャ湖に浮かぶ島クレセント・アイランド(Crescent Island)が見えてきます。その名の通り、三日月の形をした島です。
ボートサファリはあくまでこの島までの移動手段。ここから本格的に陸の動物たちを実際に見ることができます!
クレセントアイランドの魅力は、何と言っても歩いてサファリを楽しむことができること。ほとんどの国立公園は危険度を考慮してサファリカーから降りることを禁止しているのですが、ここは肉食動物がいないため歩いて動物たちを見ることができるのです。
危険な地帯はレンジャーたちが帯同することもありますが、基本的には自由に散歩できます。動物たちにもかなり近づくことができるので、動物好きにはたまらない体験になるでしょう。
今回はキリンもたくさん見ることができました。クレセントアイランド内のキリンは結構レアで、前回は見ることができなかったので、とてもラッキーでした。
これまで何度もキリンは見てきましたが、地上から見るのは初めて。視線が高いサファリカーから見るのと比べると、迫力が全く違います。
ここではダチョウが飼われていて、エサやりを約300円ですることができます。脳が小さくおバカなことで知られるこの動物ですが、食べっぷりもアホっぽくて可愛かったです。
餌と間違えて私のリュックをつついたり、エサが既になくなったのに餌箱を突き続けていたりと、さすが私の推し動物でした(笑)
クレセントアイランドを満喫したら、来た道をボートで帰って終了となります。私の知る限り、ここまで野生動物たちとの距離が近いのは、ケニアでもこの国立公園だけ。
ナイロビからも約2時間ほどと比較的近いので、気軽に行けるサファリとしておススメの場所です。
3日目(マサイマラ)
ナイバシャを後にした我々一行は、ついにメインのマサイマラに向かいます。無事に昨日のデモのポイントは通過できたものの、休憩で立ち寄ったナロク(Narok)で本旅行2回目のデモに遭遇。タイヤが燃やされていましたが、幸いにも道は封鎖されておらず何とか通過することができました。
ナイバシャから4,5時間かけて何とかマサイマラに到着。宿に到着したのはすでに夕方4時頃でした。宿泊したのはOldarpoi Mara Campというホテル。
比較的安めのホテルですが、テント型とロッジ型の建物がありフレキシブルにプランを選ぶことができます。ホテル内にはプールやバーがあったり、マサイのショーがあったりと十分に満足できるところでした。
ホテルへチェックインしたら早速マサイマラ国立保護区(Maasai Mara National Reserve)へ。すでに日が落ちそうな時間帯でしたが、さすが人気No.1のサファリ。たくさんの動物を見ることができました。
インパラなどの草食動物たちはどこの国立公園よりもたくさん出会えます。この動物はハーレムを形成するらしく、オスは群れに1頭なのだとか…。
動物たちの活動は比較的朝が活発と言われています。夕方のサファリの目玉はどちらかというと大草原を照らす夕焼けの景色。
少し曇っていたので綺麗な夕日が出るか怪しかったのですが、少しだけ晴れてくれたこともあってシマウマとのコラボレーションを見ることができました。アフリカのサバンナらしい、美しい写真を撮ることができました。
夕方ということもあって珍しい動物はあまりいませんでしたが、唯一見つけた肉食動物がジャッカルでした!肉食動物は草食に比べてレア度が格段に上がるので、この短時間で見つけることができたのはラッキーでした。
短い時間のサファリとなりましたが、思ったよりたくさんの動物を見ることができ満足でした。この日はホテルに戻り、次の日の早朝から始まるサファリに備えました。
4日目(マサイマラ)
本格的なマサイマラでのサファリは早朝から始まりました。あいにくの天気ではありましたが、多くの野生動物たちが出迎えてくれます。
車を走らせていると、早速ハイエナを発見。肉食動物にこんなに簡単に初っ端から出会えると思っていなかったのでビックリ。
しかも非常に近い距離で見つけることができ、幸先の良いスタートとなりました。
ナイバシャでは見ることができなかったアフリカゾウの群れを発見。約5mほどの位置まで近づいたときは、あまりの大きさに圧倒されました。
咀嚼音が聞こえるほどの近さにいたので恐怖を覚えるほどでした。ただ、マサイマラではそこまでレアではないので、興奮したのは最初に見た時だけでした…(笑)
そして、なんとヒョウを見ることもできました。ヒョウはケニアでも最高難度のレア動物。これまで延べ10ヵ所以上の国立公園を訪れた私にとっても初めて出会う珍しい動物です。
しかも、ヒョウは木に登って食事をしていました。交尾・狩り・食事などは珍しいシーンとされており見ること自体難しいのですが、レア動物のレアシーンまで拝むことができました。
その後、ヒョウは地上に降りて近くでその姿を見せてくれました。たくさんのサファリカーに囲まれて困っていそうでしたが、その後は堂々とどこかへ歩いていきました。
ケニアに住んで1年半でやっとBIG5(ライオン、アフリカゾウ、バッファロー、ヒョウ、サイ)を全て見ることができました!
まだまだラッキーは続きます。その後は、ヒョウに続いてレア度が高いと言われるチーターを見ることができました!
こちらも食事後なのか口周りが血で真っ赤に染まっていました。ヒョウと混同されがちですが、実際に見ると一回り小柄で模様も少し違っているのが良く分かりました。
百獣の王ライオンに関しては、このサファリ中5回ほど遭遇することができました。レア度はヒョウやチーターに劣るものの、本来はこんなに簡単に出会うことはできません。(今までは1回のサファリで数回見れたら良い方だった)
はっきりとではないものの、雄ライオンや赤ちゃんライオンもチラッと見えた場面もあり、肉食動物にはかなり恵まれたサファリとなりました。
この時期にはタンザニアのセレンゲティ国立公園からヌーの大群が大移動してきます。そのため、至る所に大量のヌーが集まっていました。
訪れた日は大移動の真盛りの時期でしたが、今回はタイミングが合わず川渡りを実際に見ることはできませんでした…。
ヌーの川渡りは見れなかったものの、カバが川を渡っている様子は見ることができました。といっても、動物界最重量級のカバにとっては天敵はほとんどいないので、緊張感はありませんでしたが…(笑)
肉食動物のワニに対して糞を浴びせた挙句、豪快に川に飛び込むという何とも言えないシーンを見ることもできました。カバが飛び込むとその波が反対岸まで届くので、彼らの体がいかに重いかを実感しました。
マサイマラでの動物以外のアクティビティがあるとすると、ケニアとタンザニアの国境に行けることです。といっても、石碑がポツンとあるだけなのですが…。
前回マサイマラを訪れたときは来なかった場所だったので、今回初めてタンザニアに足を踏み入れることができました!
デモの影響でタイトなスケジュールになったり、恐怖感を感じる場面に出くわしたりとハプニング続きでしたが、このサファリではそれを払しょくするほどの運に恵まれました。友人たちもとても喜んでくれて最高のサファリになりました!
次回、後編として続きを紹介していきたいと思います!では、Kwa heri!!!
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