ケニアのJICA海外協力隊員が住む家はどんなところ!?<部屋や購入した家具紹介>
<ケニア生活49日目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
先日、任地のナンディ郡カプサベット(Kapsabet)に無事赴任しました。
▽赴任の様子はこちらから▽
日々カルチャーショックを受けながらも、楽しく過ごしています。ケニアはとにかく何でもpolepole(ゆっくり)なので、とにかく物事が進みません…。
住み始めてから10日目、やっと購入した家具が全て搬入されました!!(家の5か所中2か所の電気はいまだに点かない…)
今回はそんなJICA海外協力隊員の住居を紹介します。
どんな家に住んでいる?!
JICA海外協力隊員の住居形態は、国によって大きく異なるようですが、ケニアの隊員は各自で候補を探して、自分で契約します。
住居内の設備はケニアの中でも、赴任地によって大きく異なります。
たとえば、大都市に住む隊員は豪邸と呼べるようなマンションで何不自由ない生活を送る隊員もいれば、田舎の隊員はインフラ面が全く整っておらず水洗トイレすらない家に住む隊員もいます。
私はナンディカウンティという田舎の郡(日本でいう都道府県みたいなもの)の、カプサベットというキャピタルシティ(県庁所在地みたいなもの)に住んでいるので、おそらく平均的な家に住んでいます。
家賃は、水道と警備員費用含めKES30,000(シリング)。予算ギリギリの住居です。
※KES1(ケニアシリング)≒\1円
JICAのセキュリティ基準は結構厳しく、候補3件のうち基準をクリアしたのはこの家だけでした。コンクリート造りの2階建てアパートの2階に住んでいます。
家は大きな塀と有刺鉄線に囲まれており、電流も流れます。そのうえ、部屋のすべての窓と寝室のドアにグリル(鉄格子)が取り付けられていて、かなりセキュリティがしっかりしたところに住んでいます。
カプサベットは降雨量が多い地域なので、茶の栽培が盛んです。そのため、水の心配は特にありません。(ちなみにこのお茶(ナンディティー)めちゃくちゃ美味しい。)
しかし、反面スコールが降ってどこかで倒木などがあると、すぐに停電します。長くても1時間くらいで復旧しますが、それでも1週間に数回あるので結構不便です…。(これに関しては家のせいではないですが…)
今のところ周辺住民も門番もみんな良い人たちなので、楽しくやれています…(笑)
部屋は結構広い!!
間取りは日本でいうところの1LDK(かな…?)。一人で住むにはかなり広いです。
- 寝室
広さは6畳ほど。ドアには物騒なグリルが取り付けられています。収納スペースもあります。
- リビング
同じく6畳ほどの広さ。外には共有の物干し竿がありますが、行くのもめんどいし、雨もよく降るし、日中は埃っぽいので、室内に物干しスペースを作りました。
- キッチン
食器や食材を置くスペースもあります。
- エントランス
洗面台が一つありますが、色々あって(後述)、洗濯機専用の水道と化しました。
- バスルーム&トイレ
基本ケニアはシャワーとトイレが同じスペースにあります。
トイレはちゃんと流れるし、シャワーからは温水が出ます。
一通りの生活インフラは整っており、特に不自由はありません。(日本とは比べないで…)
購入した家具紹介!!
ケニアには道端で大工が家具屋(ワークショップ)を経営しているのが一般的で、彼らに頼むと木材や金属で作れるものは何でも作ってくれます。(質は少し低いですが…)
ベッドや机、椅子などは彼らに頼んで作ってもらいました。
購入する家電はなかなか迷いました…。というのも、ケニアの家電は質が低いのに、日本のものより高いからです。
多くの隊員は、洗濯機や冷蔵庫をあきらめるようですが、私にとっては約2年家電なしというのは想像もつかなかったので、奮発して色々買ってしまいました。
- 寝具
- ベッド
ワークショップにてKES5,000で購入しました。こちらでは、家具屋さんにオーダーして作ってもらうのが一般的です。購入時はペンキべったべたのまま納入されました。 - マットレス&布団&枕&シーツ類&蚊帳
近くの雑貨屋で購入。マットレスはKES4,000と決して安くはありません。マラリア汚染地域ではありませんが、雨期は蚊が多いみたいなのでKES1,000くらいで蚊帳も購入しました。誰かが宿泊できるように、客用の寝具も買ったので、ぜひ泊りに来てください…(笑)
- ベッド
- ルーター
ネットワーク環境に関しては、かなり迷いどころでしたが、結局ルーターを購入しました。本体KES11,000、データが90GBでKES3,000くらいです。他の候補としては、ポケットWiFi購入or携帯電話でバンドルを購入し続けるという方法があります。やはり、一番高速だったことと、ランニングコストが一番低かったことが決め手でした。しかし、思いのほか停電が多くその度に使えなくなるので、ポケットWiFiのほうが良かったのではないかと思い始めています…。
- 学習机&椅子
机、椅子ともにそれぞれKES3,000で購入。家具屋でオーダーして購入。
- ダイニングテーブル&ダイニングチェア
テーブルがKES4,000、チェアはKES3,000で二脚購入。これらはいくら電話しても納期を延長され続け、結局10日遅れで搬入しました。
- 冷蔵庫
ナイバス(大手スーパーマーケット)で最小&最安を購入。こんなに小さいのにKES22,000もする。
- 洗濯機
同じくナイバスで最安を購入。昔、祖父母の家で見たとき以来の二層式洗濯機。なのにKES27,000もしました。最初使い方が分からな過ぎて、洗濯に2時間かかった…。こちらでは手洗いが一般的なので、家も洗濯機を置ける設計になっておらず、手で毎回水を組み入れるのも大変なので、入口の洗面台を洗濯機専用の水道にしました。
- 電子レンジ
ナイバスでKES8,500で購入。
- 電気ケトル
日本基準だとケニアの水道水は飲めない部類に入ります。安全な飲料水を得るにはミネラルウォーターを購入するか、水を煮沸するのが一般的なので、電子ケトルは必需品です。KES2,000くらいで購入しました。
- 扇風機
気候は一年を通して過ごしやすいですが、その分、冷暖房器具はケニアで見かけない。暑がりの私にとって、乾季の日中は耐えきれそうもないのでKES4,000で購入。
- 調理用ガス&調理用具&食器類
調理用のガスは本体含めガソリンスタンドでKES4,000くらいで購入。ガスは約3カ月くらいでなくなるらしく、本体を持っていけばKES1,500くらいで補充できます。フライパンや鍋は、銀色の金具の上に直接置くことで熱します。調理用具も現地にならって鍋やフライパンとは少し違う、やっすいものを購入しました。
こんな感じで日本で一般的に使われている最低限の家具を購入しました!このなかでも、洗濯機は洗いとすすぎの度に水を入れ替えたり、脱水の度に服を入れ替えたりとかなり不便です。
しかし、一度これを使ってみると、今まで何気なく使っていた洗濯機も、
「洗濯ってこんなに水使ってるのか…」とか
「いままでこんな便利なもの使ってたのか…」とか
日本では絶対に気づかなかったであろう気付きがあって面白いです。
田舎の村だと、停電が多すぎて冷蔵庫を置いても使い物にならなかったり、洗濯するほどの水がなくて洗濯機を置けない隊員もいるらしく、まだマシな方なんだと思います…。(逆に都会の都市部だとエレベーターやテレビ付きの家に住んでいる隊員もいるみたいですが…笑)
最初のうちは多少の不便を感じていましたが、住めば都で楽しく過ごせています。同僚や同期が近くに住んでいないので、家に帰ると一人でめちゃくちゃヒマですが…。
こんな感じで(ケニアにしては)なかなか快適に過ごせているので、ぜひ遊びに来てください!ケニア式でおもてなしします!!(笑)
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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