モナコのF1サーキットを自分の足で辿る旅
こんにちは!てらぼーです。
ヨーロッパを旅していた私は、フランス・ニース近郊の街モナコへやってきました。
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モナコはこのヨーロッパの旅で最も楽しみにしていた国の1つ。モータースポーツを愛するファンとして、ずっと行ってみたかった場所でした。モナコの魅力をぜひご覧ください!

モナコまで
モナコ公国(Principauté de Monaco)はフランスの地中海沿いに浮かぶ世界で2番目に小さな主権国家です。所得税がかからないため、世界中から裕福なセレブがこの地に集まります。
モナコと聞いて多くの方が思い浮かぶのが、歴史あるF1のモナコGPでしょう。大のF1ファンである私も、いつもは画面越しで見るモナコの景色を一目見たくてこの地にやってきました。

モナコは今回のヨーロッパの度で最も楽しみにしていた場所の1つ。モナコを訪れるためだけに、フランスで立ち寄る街として近隣の街ニースを選びました。
モナコへはニースの駅(Nice-Ville)から鉄道で行くことができます。駅の自動券売機でモナコへの往復チケットを購入し向かいました。

モナコへの道のりは電車で25分ほど。車窓からはコートダジュールの美しい海岸の景色を見ることができます。
モナコへ行くくらいなので、さぞ豪華な列車に乗るものだとばかり思っていましたが、窓ガラスの汚さからも分かる通り意外と普通の電車でした(笑)

しばらくするとモナコの駅に到着します。駅のホームや建物に関しても、めちゃくちゃ普通で特にセレブ感はなし。
勝手に庶民お断りみたいな場所を想像していましたが、訪れる分には全然ハードルが低いところだと感じました。

F1コースを歩く
モナコで最も楽しみにしていたことが、モナコのF1コースを自分の足で歩くこと。市街地コースは1周約3.3kmで、各地にF1ファンなら興奮間違いなしのスポットがあります。

まずはクルーザーやヨットが停泊する港沿いのアルベール1世通りから始まります。F1ファンにとってはかなり見覚えのある景色が広がっていました。
スターティンググリッドの場所には、スタート地点やF1マシンの停止場所が書かれていて、かなりテンションが上がります。

ここからスタートしたF1マシンはSainte Dévoteと呼ばれる狭い1コーナーを抜けて、Beau Rivageという長い上り坂を登っていきます。
クラッシュ多発地点と唯一のパワー勝負となる地点としてよく映像に流れる場所なので、そこに自分がいると思うと感動でした。

坂を上りきるとモナコで最も有名な場所カジノ・デ・モンテカルロ(Casino de Monte-Carlo)があります。この日も多くの高級車が停まっていました。
カジノをやらないとしても、建物がとても立派なので一見の価値ありです。

カジノは敷居が高そうに見えますが、無料でエントランスに入ることができます。装飾がとても煌びやかでした。
プレイしないとしてもドレスコードがあるので、中に入りたい場合は半ズボンは避け、ジャケットを持って行った方が良さそうです。

カジノを出てコースを降りていくと、ローズヘアピンが見えてきます。コースの中で最も有名な場所なので、F1を見たことがない人でも見たことがあるのではないでしょうか。
コース上でマシンが最も低速走行する場所であり、接触事故も多いスポットです。ここを自分の足で歩けるなんて夢のようでした。

ヘアピンカーブを道なりに下っていくと、なぜか広大な日本庭園があります。先代の王妃が日本を愛していたようで、モナコに日本庭園を造ってしまったそうです。
広いだけでなく、美しく整備されていて日本人としてはとても誇らしく嬉しい瞬間でした。この日も多くの人が休憩場所として訪れていました。

コース最大の見どころの一つ、トンネルも歩くことができました。レースではコース唯一の全開区間としてF1マシンが300kmを超えるスピードでストレートを抜けていきます。

トンネル、ヌーブルシケインを通過すると、グランプリウィナーが飛び込むスイミングプールがあるヨットハーバーに戻ってきました。実際に歩いてみるとこのコースの狭さを肌で感じました。
モナコは"抜けない"コースとして有名で、今ではその退屈なレース展開から開催是非が議論されているグランプリですが、私はこの伝統あるコースが好きだし、今後も続いて行って欲しいと思いました。

モナコの観光
モナコは自動車レースにフォーカスされがちですが、F1に全く興味がない人でも楽しめる観光地がたくさんありました。

各チームのピットとなる場所には、モナコ大公自動車コレクション(La Collection Automobiles de S.A.S. le Prince de Monaco)という博物館があります。
モナコ王室のコレクションが年代別に飾られている他、過去のグランプリの記念品やレーシングカーが所狭しと並んでいます。

コレクション品の数の多さやラクジュアリーな雰囲気は車に興味がなかったとしても楽しめる場所となっていました。
個人的には博物館に隣接しているお土産屋も好きでした。売られているグッズのセンスがとても良く、時間が許せばずっといたい空間でした。

モナコの高台にはモナコ大公宮殿があり、その周辺に旧市街といくつかの観光地が点在しています。色合いがとても美しく、レストランやお土産屋がたくさんありました。
勝手に何もかもが高価な場所だと想像していましたが、ニースと同等価格で飲食やショッピングを楽しめるのは嬉しい誤算でした。

モナコ大聖堂やモナコ海洋博物館、セント·マーチンの庭園など見どころも多いです。地中海からの海風を感じながら散歩するのがとても気持ちよかったです。

個人的には高台からモナコの街を一望できる景色がとても好きでした。F1グランプリでもよく見る景色で、あの映像はこういった場所で撮っているのかと一人で納得していました。

あまり天気は良くありませんでしたが、ついに夢だったモナコに来ることが叶いました。とても美しく、意外と気楽に来れることも好印象でした。
いつかまたF1グランプリを観戦するために、この地に戻ってきたいです!ではまた!!

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