JICA海外協力隊員がケニアの農業・工芸品展示会に行ったら人気者になってしまった話
<ケニア生活78日目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
先日、いつも通り配属先の会社に出社したところ、「近所でめちゃくちゃクールなイベントやってるから連れてってやるよ!」と同僚に言われました。
パーティ好きのケニア人に言われたので、昼からクラブにでも連れていかれるのかと思いきや、、、連れて行ってくれたのは、農業や工芸品に関する展示会でした。
田舎町カプサベットで年1回のイベントということで、多くの人が訪れ楽しんでいました。
私も同僚と一緒に周辺を回りましたが、外国人が珍しいのかめちゃくちゃ歓迎されました(笑)
とても興味深いイベントだったので、ぜひご覧ください!!
ケニアの展示会とは?!
訪れた展示会は、“Nandi County Trade Exhibition 2023"というもの。
その名の通り、ナンディカウンティ(郡の名前)で農業や工芸にまつわる事業者が、郡都のカプサベットに集まり、自身のビジネスをアピールする場です。
小さな町ですが、広大なイベント会場を貸し切って、多くの人々が訪れていました。中には、地方の政治家やテレビ局・新聞社の記者らしき人たちも来ていて、田舎にしてはとてもにぎわっていました。
ケニアの主力産業は農業。ナンディカウンティでは、高地ならではの降水量を活かしたトウモロコシ、お茶、サトウキビの生産が盛んです。
特に現地のお茶は“ナンディティー"と呼ばれ、地元の方にとても愛されています。今回のイベントでもお茶のブースはとても多かったです。
また、既存商品だけでなく、個人農家向けのワークショップや栽培用の種・苗なども売られていました。
特に気になったのは、パラチチセンター(PARACHICHI CENTRE)という展示ブース。(PARACHICHIはスワヒリ語でアボカドのこと)
アボカドの苗木を1つKsh250で販売していました。※大体1Ksh(ケニアシリング)≒\1(円)です。
カプサベットの年中温暖な気候と豊富な降水量があれば、植えるだけで簡単に育つとのこと。
なぜか私も育てたくなってしまって同僚に相談したところ、「オフィスに植えてもいいよ!」と快諾されたので、1つ購入しました(笑)
購入すると、展示ブースの人たちは、外国人が買ったのが相当嬉しかった(?)のか、「写真撮ってくれ!」と頼まれたので、しばらくの間みんなで写真撮影しました。
他にもトマトや玉ねぎなどケニアで生産が盛んな野菜の種や、農作物の器具などが展示されており、とても勉強になりました。
工芸品の展示も!
展示ブースの多くは食品でしたが、中には工芸品の展示ブースもありました。ケニアと聞いて真っ先に思い浮かぶのはマサイだと思いますが、この国には42の部族が存在していて、それぞれが魅力的な文化を持っています。
ここナンディカウンティはカレンジンの割合が非常に多く、著名人には現大統領ウィリアム・ルト(William Ruto)やマラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)がいます。
このカレンジンの工芸品も様々で、いろんな展示物がありました。ブースを回っていると、なぜか客側の私が店の人から写真撮影を頼まれ、いろんな人と写真を撮りました。(笑)
↓民族衣装の帽子をかぶって写真撮影
↓絵画を展示している画家の青年と
↓よく分からない服を着させられた写真
なんだか人気者になった気分でした…(笑)
ケニア人はとてもフレンドリーなので、とても楽しかったです。
同僚は私が楽しんでいる様子を見て嬉しかったのか、なにやらケニアでよく使われているらしい(?)、インテリアを買ってくれました。早速、家に飾りました…(笑)
アボカドの木は育つのか…
展示会からオフィスに帰ると、早速アボカドの苗木を庭に植えました。(ほどんど同僚が作業してくれましたが…)
この苗木が木に成長してから実がなるまで、少なくとも2年間ほどかかるそうです。私の任期はあと約1年半ほど…。アボカドを収穫して食べることができるまでは残れなさそうです…。
ただ、この木の成長を毎日確認するという楽しみができたので、毎日オフィスに行くのがとても楽しみになりました(笑)
同僚たちにアボカドの苗木を植えたことを話すと、とても喜んでくれました。会社みんなで育てていきたいと思います。(と言っても特にやることはないらしいのですが…。)
とりあえず街中を歩いている動物たちに食べられたり、スコールに流されたりしないかだけ心配です。大きく育ちますように…(祈)
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
Discussion
New Comments
No comments yet. Be the first one!