JICA海外協力隊が感じたアフリカ・ケニアに旅行する上で必要な持ち物とは?
<ケニア生活240日目>
Chamgei!!
こんにちは!てらぼー(@terabow42)です!
JICA海外協力隊としてケニアに住み始めてからというもの、国内中の街や国立公園を旅してきました。ケニアは観光する上では素晴らしい国ですが、一方で日本の旅行と同じように考えていると困ることもあります。
私のこれまでの旅行経験をもとに、ケニアを旅する上で必要になるものをまとめてみたいと思います。ぜひケニア旅行の前にお役立てください!
▽ケニア長期滞在で必要な持ち物はこちらから▽
渡航前に準備すべきこと
ケニアに入国するためには、いくつか準備をすべきことがあります。急なルール変更やシステムトラブルなどが頻繁に発生する国なので、外務省や大使館のホームページなどで最新の情報を逐一確認する必要がありそうです。
必要事項 | 説明 |
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電子査証(E-Visa)の取得 | パスポートに加え、オンラインでビザを取得する必要があります。最近ではビザ取得の偽サイトが蔓延しているようなので、しっかり正しいウェブサイトを確認したうえで取得しましょう。 |
ワクチン接種 | ケニアに入国する上で接種義務のあるワクチンはありません。しかし、接種が推奨されているワクチンとして以下が挙げられています。ケニアに住んでみた感想として、観光地や大都市は比較的安全な衛生環境が整っているように感じますが、現地の生活に入り込む予定がある場合は接種する必要があるのかもしれません。 ・黄熱病 ・A型肝炎 ・B型肝炎 ・破傷風 ・腸チフス ・髄膜炎菌 |
ケニア旅行をするうえで必要なもの
次にケニア国内を回るうえで必要なモノ・持っていた方が良いモノを個人的に紹介したいと思います。(携帯電話/服/パスポートなど、どの国でも必要なモノは省き、ケニア特有で必要なモノのみ紹介します。)
必要なモノ | 説明 |
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現金(アメリカドル) | ケニアでは、Ksh(ケニアシリング)による現金またはMPESAの決済が主流です。しかしケニアでのMPESA口座開設やSIM購入はトラブルがつきものなので、短期間滞在ではMPESA口座は開設せず、携帯電話の使用ではAirSIMを利用することをオススメします。 MPESA口座を開設しない場合、基本は現金決済になります。持ち歩く現金に関しては日本円からの両替も可能ですが、レートが悪いためUSDを持参して換金することをオススメします。ただ、その際には以下2点注意してください。 ・2008年以前発行のドル紙幣はケニア全土で使用できないため、2009年以降発行紙幣を持参する必要がある。 ・少額紙幣のレートは非常に悪いため、100ドル札での持参がベター。 |
シャンプー類 | ケニア人は髪を短くカットしていたり編みこんでいる人がほとんどなので、基本シャンプーやコンディショナーを使いません。そのため宿泊施設に置かれていることはなく、現地調達も難しいです。 |
ドライヤー | ストレートの髪の毛を持つ人が少ないケニアでは、ほとんどヘアドライヤーを見かけません。 |
酔い止め | ケニアの道路はかなり質が悪く、ドライバーの運転も荒いので、非常に酔いやすいです。 |
胃腸薬 | 衛生面や食べ物の変化に加え、標高が高い場所で飲酒するとお腹を下すこともあります。 |
トイレットペーパー | ケニアの公共トイレにはほとんどトイレットペーパーは設置されていないため、常に持ち歩く必要があります。現地調達は可能です。 |
蚊取りスプレー | ケニアはマラリア汚染地域が存在するため、蚊の対策は必須です。蚊取り線香やベープは現地調達可能ですが、臭いが強く効き目も日本製品ほど高くないため、持参がオススメです。 |
変換プラグ | ケニアのコンセントは日本と異なりBFタイプです。また電圧も違うため、持参製品の対応電圧チェックが必要です。 |
モバイルバッテリー | ケニアの公共交通機関にはコンセントがついておらず、長時間移動も多いことからモバイルバッテリーは不可欠です。 |
歯ブラシ | 宿泊施設のアメニティとして歯ブラシが置いてあることはほとんどありません。しかもケニアで販売されている歯ブラシは非常に大きいため、日本から持参することをオススメします。 |
サファリをするうえで必要なもの
ケニアの旅行先として最も人気があるサファリ。アフリカならではの素晴らしい体験をすることができます。
しかし広い国立公園を車で一日中回るのは意外と過酷で、準備を怠るとなかなか大変です。
特に「長時間に渡って悪い道を車で移動する」ことと「非常に乾燥しており砂埃がひどい環境に一日中いる」ことには特に対策が必要です。また天気や気温は一日の中で大きく変わるため、服装にも気を付ける必要がありそうです。
必要なモノ | 説明 |
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帽子 | 日差しが非常に強いためツバの範囲が広いサファリハットタイプがオススメです。 |
サングラス | 日差しが強く砂埃がひどいため、日差し除けかつ目の保護のためにも必須です。 |
マスク | 公園内はホコリがひどいため、のどや鼻を壊します。念のため持参し、必要なときに装着できると楽になります。現地調達も可能です。 |
綿棒 | ゲームドライブ後は耳などがとても汚くなるため、持参しておくと便利です。 |
双眼鏡 | サファリではケニア人の目では目視できる動物がいたとしても、日本人の肉眼では到底確認できない状況が多々あります。双眼鏡があるとそうした動物たちを見ることができて便利です。 |
望遠カメラ | 動物たちは遠くに見えることも多いため、望遠レンズがあると撮影が捗ります。 |
サーモボトル | ケニアは赤道直下に位置しながら、朝晩は非常に寒いです。温かい飲み物が飲めるようサーモボトルがあると便利です。お茶やコーヒーの産地のため、飲み物自体は現地で調達できます。 |
上着 | 朝晩の寒さ対策のほか、日中の日差し対策にもなります。 |
日焼け止め | 日差しが非常に強いため、日焼け防止に必須です。 |
目薬 | 砂埃がひどいため、目の保護に必須です。 |
除菌シート | サファリ中に食事をすることもあるので、あると便利です。 |
持ってこなくてよいもの・もっていかない方が良いもの
ケニアは残念ながら、決して経済状況が良いわけではなく、それに伴って治安が悪い場所があるのも事実です。そのため、高価な電化製品や服はなるべく持参しない方がベターです。
持参しなくてよいモノ | 説明 |
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クレジットカード | 賛否あると思いますが私は不要かと思います。理由は2つ。 ①使える店がほとんどない。使う現地の人がほどんどいないため。 ②ATMにカードが吸い込まれたりスキミングのリスクがある。また、盗難やひったくりなどトラブルに巻き込まれる可能性があるため。 海外旅行保険付帯カードや非常時のキャッシングのために持参しても良いですが、財布に入れず安全な場所で保管するべきだと思います。 |
レジ袋 | ケニアではビニール袋の使用が法律で禁止されています。実際にはスーツケースに入れて持ち込んでも没収されるということはあまりありませんが、見えるように持ち歩いていると警察に難癖つけられて賄賂を要求されたりトラブルに巻き込まれる可能性はあるので、必要以上に持ち歩かない方がベターです。 |
高級時計・アクセサリー | いかにも高級そうに見えるものを身に着けていると、現地の人からはかなりジロジロ見られます。視線を浴びるのは決して気持ちの良いものではないですし、万が一のリスクに備え持参しない方が良いでしょう。 |
高価な服・靴 | 上記の理由に加え、ケニアでは服や靴が非常に汚れやすいというデメリットもあります。大都市以外では舗装道路は非常に少なく、砂埃もかなり舞うため、大切な服は持ってこない方が良いでしょう。 |
今回は私のケニアの旅行経験をもとに、持ち物をピックアップしてみました。これからも適宜更新していきたいと思います!
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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