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<ケニアのサファリの楽しみ方・後編>ケニア旅行のモデルルートとは

派遣中,青年海外協力隊派遣中,青年海外協力隊

ケニア旅行のモデルルートとは。

<ケニア生活578目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!

てらぼーの旅ブログ

本記事は前回の続きとなります。ぜひ前編・中編を読んでから、本記事をご覧ください!

ナイロビの高層ビル群とライオン

4日目(マサイビレッジ)

マサイマラでかなり運に恵まれたサファリを終えた私たちは、マサイビレッジ(Maasai village)にやってきました!ここでは、かの有名なマサイが生活している村を見学することができます。

マサイビレッジの様子

マサイ(Maasai)はケニア南部とタンザニア北部に住むする先住民です。ケニアには42の部族が存在していますが、世界的にはその中で最も有名と言っても過言ではありません。

ケニア国旗にもマサイの盾が描かれているように、ケニア国内でも誇り高き部族として知られています。遊牧民として生きる彼らは、大量の牛を保有し、家畜の牛乳や生血を飲んで生計を立てています。

マサイの家畜

とは言っても、近代化に伴い伝統的な暮らしを営む人は少なくなっています。ケニアで生活していると、ふとマサイの人に会うことはありますが、生活の様子は他の部族と特に変わりません。

外国人の中には割礼でライオン狩りをしたり、高さを競ってジャンプしたりといったイメージを持つ人も多いですが、現在は全員がそうした慣習に倣うわけではありません。

マサイビレッジで出迎えた人々

ただ、観光用とはいえマサイの文化は一見の価値があります。今でも牛糞と泥を混ぜた家に住み、伝統衣装のシュカを羽織り、家畜と共に生きる生活を送る人は大勢います。

ここでは有名なマサイジャンプで歓迎を受けたり、住んでいる住居を見学させてもらったり、子供たちと交流することができました。普段ケニアに住んでいる自分としてはあまり他の部族の暮らしと大きな違いがあるようには見えませんでしたが、日本から来た友人たちはとても喜んでくれました。

マサイビレッジでの子どもとの交流

マサイ村に来たのは初めてでしたが、ケニアに住んでいる自分にとっては普段一緒に過ごしている部族との細かい違いを知ることができ中々面白かったです。

最後には火おこしの器具を売りつけてきたり、売店で工芸品をぼったくってきたりと商魂たくましい姿を見ることになりましたが、貴重なケニアの伝統に触れ合うことができました。

マサイビレッジの人々

5日目(ヘルズゲート)

名残惜しくもマサイマラを後にし、デモの影響で後ろ倒しとなったヘルズゲート(Hells Gate National Park)に行くため、ナイバシャに戻ってきました。

ヘルズゲートとランドクルーザー

ここの魅力は何といっても、自転車に乗りながらサファリを楽しめること。肉食動物がいないため、安全にサイクリングができるのです。

我々も2台だけ自転車をレンタルすることにしました。自転車はケニアクオリティだし、道も悪いので中々進まないのですが、中々できない体験ができます。

ヘルズゲートでのサイクリング

見れる動物はキリン・ダチョウ・サルなどです。ほとんどをマサイマラで既に見ていたので、あまり感動はしませんでした(笑)

ただ、地獄の門という名が示すようなヘルズゲートの独特の地形はとても迫力があって魅力的でした!

ヘルズゲートのキリン

ヘルズゲートではロッククライミングを約700円ですることもできます。約10分ほどで帰ってこれるような初心者用の岩で、道具などもその場で借ります。

現地スタッフが下から出す指示に従って、一人で岩を登っていきます。友人たちも挑戦していましたが、とても楽しそうでした。

ヘルズゲートのクライミング

入場口から10kmほど進むと休憩スポットのような場所があるので、そこで昼食を取りました。その周辺ではちょっとしたハイキングコースもあります。

しばらく歩くとビュースポットがあり、地層がむき出しとなっている絶壁や岩などを見ることができました。

ヘルズゲートのビュースポット

ヘルズゲートの地形や動物をサイクリングしながら堪能することができました。ここはサファリだけでなく、何かしらのアクティビティをしたい人にとってはとてもオススメの場所です。

こうしてナイバシャとマサイマラを楽しみ、3日ぶりにナイロビに帰ってきました。この日はナイロビで予約したAirbnbで1泊しました。

ヘルズゲートの地形

6日目(ナイロビ国立公園)

6日目は日本から来てくれた友人たちの帰国日だったので、ナイロビ内で買い物などをして過ごす予定でした。ただ、これまでのサファリが楽しすぎたため、前日にガイドに頼んで急遽ナイロビナショナルパーク(Nairobi National Park)を予定に組み込んでもらいました。

ナイロビナショナルパークの入場ゲート

この国立公園はナイロビの中心街から車で15分というアクセスの良さが魅力です。都市部に近いため、ナイロビの高層ビル群が見える位置にあり、大自然と大都会の融合した景色があるのも個人的には好きな部分です。

面積が狭いためか動物に出会える頻度もかなり高く、他の国立公園ではレア度が高めの動物を見れる確率も高いです。

ナイロビの高層ビル群

特にサイはナイロビ国立公園で見やすい動物の一つです。クロサイ・シロサイどちらも生息しています。他の国立公園ではかなりレアなので、どうしても見たい場合はここを訪れることをオススメします。

今回の旅行で、BIG5(ライオン、ヒョウ、サイ、ゾウ、バッファロー)のうち唯一見れていなかった動物だったので、みんな大興奮でした。

ナイロビナショナルパークの白サイ

そして、雄ライオンもはっきりと見ることができました。ライオンは雌が繁殖期を迎えると、雄とともにプライド(群れ)を離れてハネムーンに出かけるそうですが、まさにその期間中だったようです。

草むらに隠れてはいますが、メスがずっと行動を共にしていました。ライオンのカップルを発見するのは、単独や群れより難易度が高いと言われているので、とてもラッキーでした!

ナイロビ国立公園の雄ライオン

公園内にはいくつか水辺があり、そこでもいくつかの動物たちを見ることができます。水中にはカバがいたり、陸地にはワニを発見することができました。

ワニは陸地でずっと動かないまま横たわっていて、テレビなどで見る獰猛なイメージは影を潜めていました。

ナイロビ国立公園のワニ

ケニアではSGRという2017年に開通した高速鉄道がナイロビ-モンバサ間を運航していますが、その線路がまさにナイロビ国立公園内を突っ切っています。

その線路周辺にも動物たちが生息していて、個人的にはこの自然と文明が融合している景色が結構好きです。今回はそのスポットでキリンを見ることができました。

SGR脇のキリン

ナイロビナショナルパークはヒョウ・チーター・アフリカゾウはそもそも生息していないと言われているため、いくつかの動物を見ることができません。

一方で、今回も動物に出会えた頻度はとても高く、とても楽しいサファリになりました。私の推しサファリなのでぜひケニアを訪れたら行ってみて欲しい場所です。

ナイロビナショナルパークで水を飲むオスライオン

最後のサファリを終え、ナイロビ市内のJICA海外協力隊御用達のお土産屋を訪れたのち、今回の旅行は終了となりました。(お土産屋についてはまた別記事で紹介します!)

来てくれた友人たちは、未知なるケニアの景色を存分に楽しんでくれたようで、とても案内した甲斐がありました。ケニアに興味がある方はぜひ今回の旅行を参考に計画を立てていただければと思います!!

ナイロビナショナルパークのダチョウ

では、Kwa heri!!!

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