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ケニアのサファリで見ることができる動物たちのレアシーンとは?

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ケニアのサファリで見ることができる動物たちのレアシーンとは?

<ケニア生活592日目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!

てらぼーの旅ブログ

長かったケニア生活もあとわずか…。最後のサファリとして一番大好きなナイロビナショナルパークに行ってきました!

この国立公園でのサファリは3回目。初めて見ることができたレアシーンもあり、最後にふさわしいとても有意義な旅となりました!

私の推しサファリでの動物たちのレアシーンをぜひご覧ください!

ナイロビナショナルパークのシマウマ

ナイロビナショナルパーク

ナイロビ国立公園(Nairobi National Park)は首都ナイロビにある国立公園です。ケニア国内では最小規模ですが、首都からのアクセスと動物たちに出くわす頻度の多さが魅力です。

近年の財政悪化の影響でとんでもないスピードでケニア国内の国立公園の入場料が値上げされていますが、この公園は比較的リーズナブルな価格を保っています。

カテゴリー価格(子供料金)
市民Ksh430(Ksh215)
居住者Ksh430(Ksh215)
外国人USD43(USD21)
Ksh:ケニアシリング/USD:アメリカドル

一方で、2023年8月よりeCitizenというケニア独自のシステムでのみ、入場料の支払いを受け付けることとなりました。このシステムがかなり厄介で、頻繁にシステムトラブルを起こすし、アカウント作成にもかなりの時間を要するので注意が必要です。

基本的にサファリはツアー会社に車とガイドを手配してもらうことになりますが、ツアー会社にお金を振り込めば、会社で入場料支払の手続きを請け負ってくれるところもあります。今回は以下の値段で手配しました。

項目値段
車&ガイド代Ksh30,000/1日/1台(ランドクルーザーの場合)
Ksh18,000/1日/1台(バンの場合)
チップ相場がKsh500/1日/客1人あたり

私が手配したツアー会社Malnodez Safari:+254725922477)は、ケニアらしい煩わしさが全くなく、ガイドも常識ある人たちばかりなのでおすすめです!

今回はケニアに来てくれた友人と2人でバンを借りました。ナイロビ国立公園は半日で満足できる手軽さも魅力で、今回も14時ころには終了できました。

ナイロビ国立公園の雄ライオン

サファリの様子

ナイロビ国立公園の好きなところは、都市と自然の融合が見れる点だと思っています。ナイロビのビル群を背景にした朝日がとても綺麗です。

ナイロビナショナルパークの朝焼け

この景色を見るためには日が昇る朝6時前には出発している必要がありますが、降雨量が多めのナイロビでは晴れる確率がそこまで高くありません。

今回はあいにくの曇天で、朝早く出発したにも関わらず美しい朝日を見ることはできませんでした。しかし、それでも自然の奥に見える発展した街並みとのコントラストはとても良かったです。

ナイロビ国立公園から見れるビル群

ナイロビ国立公園は他公園に比べればかなり狭いため、アフリカゾウが存在しなかったり、チーターやヒョウなどの大型肉食獣がかなりレアです。

しかし、そのせいなのか動物に出くわす頻度はかなり高いです。他の公園では、10分以上動物がいないなんてこともあるのですが、ここではそんなことがあまりありません。特にシロサイはこの公園が一番見れる確率が高いかもしれません。今回だけでも5.6回は見ることができました。

ナイロビナショナルパークの白サイ

キリンも非常に多いです。運が良ければ、かなり至近距離まで近寄ることができたり、多数のキリンが集まる群れを見ることもできます。

今回のサファリでも、何度も近い距離でキリンたちを見ることができました!

ナイロビナショナルパークのキリン

初めて出会ったレアシーン

サファリでは動物によってレア度がかなり異なりますが、今回最難度動物に出会うことができました。それがクロサイの親子です。公園内に20頭のみと言われており、ヒョウに匹敵するほどのレア度なので大興奮でした!

ナイロビナショナルパークのクロサイの親子

クロサイはその数の少なさのみならず、茂みに隠れて生活していることが多いため非常に見つけにくいと言われています。

1度だけクロサイを見たことはありましたが、子連れを見たのは初めて…!クロサイはシロサイと異なり子供を後ろに引き連れるそうです。

ナイロビ国立公園のクロサイの子ども

ちなみにシロサイとクロサイの違いは色ではありません。シロサイは口の幅広さから当初「Wide rhino」と呼ばれており、それがなまって「White rhino」となったと言われています。クロサイは単にそんな「White rhino」と区別されるために「Black rhino」と呼ばれるようになったのだとか…。嘘みたいなホントの話です。

シロサイの親子に出会うこともできましたが、角が長くがっちりした体形で、個人的にはこっちのフォルムの方が好みでした…(笑)

ナイロビ国立公園のシロサイ

レア度は動物の種類だけでなく、シーンごとにも変わってきます。具体的には、狩り・捕食・子連れ・交尾などです。

今回はオスライオンの狩りシーンを初めて見ることができました!このライオンはかなりの高齢で既にプライドという群れから追い出された個体なのだそう。

ナイロビ国立公園の雄ライオン

狩りは基本的にメスの仕事ですが、1匹になったオスは自分で狩りをする必要があるそうです。野生の厳しさを思い知らされます。

しばらく何も食べていないのか体はガリガリにやせ細っていて、元気なさそうにその場にしばらく横たわっていました。

ナイロビ国立公園の高齢のオスライオン

そんな時に大型草食獣のエランドが現れました。野生動物は基本的に子供などの弱い個体を狙いますが、今回は大きい大人でしかも数頭の群れでした。

勝算はかなり低いものの、よほどの窮地だったのかライオンも狙いを定めてゆっくりと近づき始めました…。

ナイロビ国立公園のエランド

ゆっくりと歩きだし、10mの距離まで忍び足で近寄ります。エランドは敵ではないと思っているのか、存在に気づいていながらも、無心に草を食べていました。

結局狩りは簡単に失敗に終わり、ライオンは諦めて別の場所へ去っていきました。百獣の王も老いには勝てず、なんとも虚しい光景を見ることになりました。

狩りをするオスライオン

もう一つ見ることができたレアシーンがダチョウの交尾です!私の推し動物のレアシーンを初めて見ることができました!

首の赤いオスが茶色のメスに近づくと、メスは唐突にダンスをして求愛を始めます。するとおもむろにオスがメスの上に乗り、首をぐるぐる回しながら交尾を始めていました。あまりの激しさに辺りは観光客の笑い声に包まれていました。

ダチョウの交尾の様子

交尾が終了すると、オスは後ろも振り返らず堂々とその場を後にしていきました。なんともあっけない終わり方に、ますますダチョウが愛らしく思えてきました(笑)

このアホっぽくて可愛らしいダチョウのレアシーンを最後に見ることができて、とても嬉しかったですw

ダチョウの交尾の様子

こんな感じで初めて見ることができたシーンもあり、最後に最高のサファリをすることができました。またいつかケニアに戻ってくることがあれば訪れたいと思います。

インパラの戦いの様子

では、Kwa heri!!!

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