コロナ禍のJICA海外協力隊の派遣前訓練とは?ホテルでのリモート型訓練の様子
こんにちは!てらぼー(@terabow42)です!
今回から、JICA海外協力隊の派遣前訓練の体験記を紹介したいと思います。
JICA海外協力隊に合格すると、二本松または駒ケ根にある訓練所で、研修をすることになります。
(ケニア隊員は学習言語がスワヒリ語または英語なので、二本松訓練所です。)
ただ、私が訓練を開始したタイミングではコロナが今ほど収束していなかったので、制限が多い中での研修となりました。
(2021年春募集時点)
特に、特徴的だったのは二本松訓練所に入る前に、東京のホテルでリモート型の訓練が1週間ほど行われたことです。2022年4次隊からは、この研修はなくなったそうですが、なかなか面白かったので、その様子をお伝えします。
リモート型訓練の様子
二本松訓練所(NTC)に行く前にリモート型訓練をする目的は、コロナの潜伏期間も考慮して、クリーンな状態で訓練所に入所するため。東京竹橋のKKRホテルに訓練生が集まって実施されました。
期間は約1週間ほど。平日は9:00~17:00まで講義や語学学習があり、昼休みが1時間ありました。
土日は休日となっていましたが、どっちにしろ遊びには行けないこともあり、スタッフの方が任意の講座を用意してくれていました。(部屋で実施できる運動講座や過去の協力隊体験談講座など)
私は1年ほど竹橋で働いていたことがあったので、なんとなく土地勘があり、とても懐かしかったです。
感染予防が目的なので、基本的に外出や訓練生との会話は禁止。食事は、朝・昼・夜の三食すべてが弁当で支給され、部屋で食べるという徹底ぶり。最低限の買い出しと軽いジョギングくらいは許可されていました。
訓練生は約60名いたのですが、同じ建物に住んでいるのに、誰とも話さないという、なんか変な感じでした…(笑)
研修の内容
研修は大きく分けて二つ。全てZOOMかTeamsで行われました。
一つは、各種オリエンテーションでした。
訓練所での過ごし方、健康管理、語学学習の説明などなど。
同じホテルにいるみんなが、インターネット上の会議室に入ってリモートMTGをするという何とも不思議な感じでした…(笑)
別室には訓練所スタッフが待機しており、機材トラブルがあった場合などに備えてくれていました。
空き時間には、いろいろ工夫した講義を用意してくれていて、スタッフの皆さんには頭が上がりませんでした。(スタッフの多くは青年海外協力隊のOVなので、過去の体験談を話してくれる時間がとても面白かったです。)
二つ目は、語学訓練です。
スワヒリ語授業はすでにクラス分けされていて、担当の先生&訓練生3名の単位でZOOMを使って授業が行われました。(めちゃくちゃ贅沢…)
英語の受講生だけ、初日に習熟度テストをしたうえでクラス分けしていました。
スワヒリ語は少し事前学習していたのですが、英語はからっきしだったので、英語で授業が始まりとても戸惑いました…(笑)
英語が苦手な人は、多少準備しておいた方がいいです…
訓練所に入れば対面で授業が行われますが、オンラインレッスンのうちは簡単な内容(挨拶や数字など)の授業のみしかやらなかったです。なので、訓練所に入る前に勉強していなくても、授業についていくことはできそうな感じでした。
ホテルでの過ごし方
前述の通り、遊びに行ったり外食したりはできないので、基本的にホテルで過ごしていました。とはいえ、スケジュールには余裕があるので、皇居の周りを走ったり、買い物に行ったりはしていました。
中には、オンライン上で他の訓練生と食事をしたり、話したりしていた方もいたみたいです。私はそういうことを全然してなかったので、二本松に着いたときは語学クラスの人くらいしか顔見知りがいませんでした…泣
とはいえ、このときは二本松訓練所がどんな感じか分からず、
「得体のしれない田舎に連れていかれる…」
と変に怖がっていたので、一日一日都会を噛みしめて生きていました…。
(行ってみたら二本松もいいとこでしたけどねw)
そんなこんなで1週間経ち、無事にバスで二本松訓練所に行くことになりました。
(バスで4時間くらいかかったので、酔いました…)
二本松訓練所での生活もなかなか濃かったのでぜひご覧ください!
ではまた!
▽次回の記事はこちらから▽
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