JICA海外協力隊の派遣前訓練 二本松訓練所(NTC)で必要な持ち物は?
こんにちは!てらぼー(@terabow42)です!
JICA海外協力隊として海外に派遣される前に、ほとんどの人は訓練所に入所することになります。ここでは、派遣地の語学トレーニングや、海外で生活する上での基礎知識を習得します。
インプットすることはたくさんあるため、期間は約2カ月という長丁場。しかも、訓練所は長野県駒ケ根市または福島県二本松市の田舎にあります。
そのため、何か途中で足りない物資があっても、買いに行くには結構大変。私自身、準備のとき何を持っていくべきか困った思い出があります。
今回は、二本松訓練所での訓練を思い出しながら、持って行った方が良いものをリストアップしたいと思います。
持ち物リスト
〇:絶対に必要
△:あった方が良い
×:必要なかった
必要書類
- パスポート:〇
→公用旅券発行のために必要 - 同意書などの提出書類:〇
→隊次によって提出するものは異なる - イエローカード:〇
→黄熱病予防接種を義務付けられている派遣国の候補生は提出が必要
電子機器
- パソコン:△
→希望者には、訓練所でセットアップ済みのパソコンを貸してくれる
慣れているPCのほうが良ければ持参すべき - タブレット&ペン:△
→語学の教科書は電子データでも配布される。
私はiPadの教科書で授業を受けていた。
荷物がかなり減るので、オススメ - イヤホン:〇
→コロナ対策でオンライン会議をやることがある。
マイク付きのイヤホン推奨 - カメラ:×
→たくさん写真は撮ることになるが、携帯のカメラで十分
高性能カメラを使いたいのであればあってもよい。 - 補助記憶装置(USB、SSD、HDD等):×
→そんなに情報量のある訓練ではないので、メモリを持っていく必要なし - 延長コード:〇
→部屋にコンセントが少ないので、持っていくと吉。 - ドライヤー:〇
→共用のドライヤーなどはないので、必須。 - 体温計:〇
→コロナ対策でよく体温を測らされるので、必須 - モバイルバッテリー:〇
- スピーカー:△
→私は音楽聞いたり、リスニングに使ったりした
衣服
- スーツ・革靴:〇
→表敬訪問や行事で数回着用する。 - 防寒着(コートなど):〇
→二本松はかなり寒い。分厚いコードは必ず必要 - 襟付きシャツ:△
→語学授業ではセミフォーマルで受講するように言われる。
後半は誰も服装を気に留めていなかったが、
最初だけみんな襟付きシャツを着ていた。 - トレーナー・パーカーなど:〇
→外は寒いが、中はヒーターがいくつもあって暑いことがある。
すぐ脱いだり着たりできる服装がオススメ - 私服類:△
→外に出る人は持って行った方がよさそう - 運動用の服:〇
→みんなで運動したり、レクリエーションしたりする - 部屋着:〇
→自由時間はできるだけ楽な服装で - 下着類:〇
→洗濯はいつでも自由にできるので、たくさんはいらない
私は3セットくらい持って行った。 - レインコート:△
→山の天気は変わりやすく、いきなり雨が降る。
たくさん外出したい人は持っていくべき - サンダル:〇
→訓練所内での移動に便利 - 体育館シューズ:〇
→運動する気がなくても必須。
みんなで遊んだり、講義で体育館に行くこともある - 運動靴:△
→外で運動したい人は持っていくべき - サングラス:〇
→日差しがまぶしい。
特に朝礼時は日差しに向かって国旗掲揚するので
サングラスがないと地獄 - リュック:〇
→外に買い物に行くときにまとめた量を買うことになる。
歩くことも考えるとリュックがオススメ - ハンガー:×
→訓練所に沢山ある - 手袋:△
→寒いので手袋自体は必要。
最悪、軍手を訓練所で借りれる
筆記用具
- シャープペンなどの筆記用具:〇
- はさみ、のりなど:×
→訓練所にあるので必要なし - ノート類:△
→紙の教科書を使いたい派の人は必要。 - 語学のテキスト:△
→配布されるテキストより、買ったテキストのほうが分かりやすいことがある - 単語帳:△
→新言語を学ぶ人は単語をたくさん覚える。
自分の学習方法に合った必要なものを持っていくべき。
生活雑貨
- 虫よけスプレー:〇
→二本松は虫が多すぎる。(特にカメムシ)
絶対に必要 - 常備薬:〇
→救急箱程度ならあるが、薬などはもらえないので、要持参 - 洗濯用洗剤:〇
→洗濯機はあるが、洗剤はないので要持参 - シャンプー類:△
→過去の隊員たちが残していったシャンプーなどがリサイクルボックスにある
自分のものを使いたい人は要持参 - カゴ:△
→訓練所は広く、結構歩く
シャンプー類などを運ぶカゴがあると便利かも - 折り畳み傘:△
→天気が急変する。
外に出る人は持っておいた方がいいかも - 爪切り:〇
- セームタオル:〇
→タオルはかさばるし、洗濯がめんどくなってくるのでセームがオススメ
運動用として複数あってもよい - バスタオル:×
→セームタオルがあれば、不要。荷物になる。 - サーモボトル:〇
→寒いのでホットのお茶やコーヒーを飲みたくなる
談話室で洗うことも可能 - 歯ブラシ、歯磨き粉:〇
→訓練所ではアメニティなどはない
食品類
- お菓子(小分けになっているもの):〇
→語学授業では頭も使うし、お菓子が唯一の楽しみになる
みんなで交換するのも楽しいので小分けのものがオススメ - お茶、コーヒーなど:〇
→給湯器があるので、持ってくれば毎日あったかい飲み物が飲める
荷物が途中で必要になったら…?
私の場合は、上記持ち物が一つの↓45Lスーツケースに収まりました。私の荷物は少ない方で、他の方はドデカい複数のスーツケースを持ってきている方もいました。
訓練前に事前に荷物を送ることもできます。
私は送りませんでしたが、段ボール7箱分の荷物を送っている訓練生もいました。50%くらいの人が事前に荷物を送っていたようです。
訓練終了時も荷物を家に送り返すことが可能です。特に、空路で訓練所まで来なくてはならない地域の方は、荷物を送っていた印象でした。
結構な大荷物になりそうで心配になる方もいるかもしれませんが、最悪忘れ物があっても、アマゾンや楽天で取り寄せることができるので全く問題ありません。
私も、ペットボトル飲料やプロテインなどは箱買いして取り寄せてましたし、他の訓練生たちもそんな感じでした。(スーパーマーケットやコンビニが徒歩圏内にないので、通販はかなり重宝します。)
また、週に2回ほど訓練所に訪問販売が来るので、そこで食料や文房具などを買い足すことも可能です。(ラインナップに欲しいものがなくても、頼めば次回の訪問販売で持ってきてくれます。)
忘れ物がないことが一番ですが、もし忘れてしまっても、みんな優しいのでいろいろ助けてくれます…(笑)
そもそも、任国に行くことになったら、スーツケース2個分しか荷物は持っていけないので、予行練習だと思って荷物を少なくまとめるのも良いかもしれませんね。
ぜひ訓練を楽しんでください!!!では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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