<アフリカの田舎暮らし>ケニアの田舎町アワシは別荘地のようだった。
<ケニア生活102日目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
先日、ケニア南西部の街「キシー」へホッケーの試合を観に行ったとき、ちょうど帰り道に同期隊員の住む町「アワシ(awasi)」があったので、途中で降ろしてもらって遊びに行ってきました!
▽キシーの記事はこちらから▽
聞いていた話だと、アワシはとても小さな田舎町。同期隊員の中では少しイジられるくらいの場所でした。(協力隊あるある)
しかし、そこは確かに田舎でしたが、素晴らしい場所でした。アワシの魅力、ぜひご覧ください!!
アワシはどんなところ?!
アワシはケニア西部のキスム(Kisumu)郡にある小さな都市です。キスムのシティこそ、西部の主要都市ですが、ここはそこからマタツで1時間ほど離れた場所。人が集まるエリアはとても狭く、カプサベットに比べても非常に小さな町でした。
一番栄えているところでは、肉屋やバーなどが数件見られましたが、大きなスーパーマーケットや3階建て以上のビルは見当たらないような場所です。上下水道はあまり整備されていないらしく、多くの人が周りに流れている汚い川から生活用水を汲んでいました。
そして一番印象的だったのは、ジメジメした暑さ。リフトバレーの盆地に位置し、標高は1,200mと私の任地カプサベットより800mも低い位置にあります。暑さが苦手な私にはとても住めない場所だと感じました。
また、ヴィクトリア湖が近いこともあり、湿度が高く、マラリア汚染地域にもなっています。同期隊員もいろんな虫対策をしていました。マラリア予防薬を飲んだり、蚊取り線香を置いたり、ワンプッシュスプレーをしたり、蚊帳の中で寝たり…。(カプサベットでは未だに蚊を見ていません…。)
同期隊員の家は別荘のようだった
しかし、同期隊員の家の周辺は素晴らしい場所でした!!盆地になっているため、街からは綺麗な山々を見ることができます。少しだけ日本の田舎の風景っぽさも感じさせました。
レストランや商店がある"シティ"と呼べるような場所はとても狭く、一本別の道に入ると、そこは舗装されていない道路が続いています。このような砂利道を15分ほどいくと同期が住む家にたどり着くことができました。
同期が住居としている家は、大家さんの家の敷地内にあり、その敷地は驚くほど広大でした。敷地内では畑や家畜があり、キオスクも自営で営業していました。
近隣の家などと比べるとかなりの金持ちであることが伺えます。使用人が何人も敷地内におり、畑仕事や家畜の面倒も彼らがやっているようでした。
同期隊員の家は、広いリビングに加えてベッドルームが二つあり、内装は軽井沢のコテージのようでした。天井がトタン屋根だったり、キッチンの床が土だったり、トイレにドアがなかったりといくつかの問題はありましたが、逆に味を出していてイイ感じでした(笑)
外にはトキやツバメなどの鳥がわんさかいるので、バードウォッチングを楽しめるようです(笑)
ただ、やはり暑さだけが難点で、エアコンがないケニアでは扇風機で暑さをしのぐ必要があります。また、蚊も多いので、マラリアにならないように気を付ける必要がありそうでした。
同期隊員は理数科教師として学校の先生をしており、少しだけ学校も見せてもらいました。家から舗装されていない道を10分ほど歩いたところにあり、中にはぐちゃぐちゃで歩けなさそうな道もありました。
そこまでレベルの高い学校ではないらしく、それが理由なのかカプサベットにあるケニアで一番の学校と比べるとかなり見た目が違いました。(ケニアの公立学校は、ナショナル→カウンティ→サブカウンティの順でランク分けされており、この学校はサブカウンティの学校でした。)
この日は休みだったので、中を見学することはできませんでしたが、すれ違う子供たちがみんな元気に挨拶してくれるのが嬉しかったです。
アワシの主要部族は私の任地と異なり、ルオ族(Luo)が多数を占めています。私の任地からは、たった1時間ほどしか離れていない場所なのに、話している言葉は全く異なります。
カプサベットに住むカレンジンは、日常会話をスワヒリ語で話し、彼らの民族言語であるナンディー語は私の聞いている限りたまに出てくる程度です。しかし、ここアワシでは住民が基本ルオ語を使って話していました。
同じケニアでも民族によって全然習慣が違ったりするので、この国はとても興味深いです。
ケニアの家庭料理を堪能!
今回、同期の大家さんがケニアの家庭料理を振舞ってくれました。作ってくれたのは、ウガリとサマキ(ヴィクトリア湖で獲れるティラピアという魚)!お肉より少し高いし、自分で調理するのも難しいので、あまり食べれない代物です。
これが、めちゃくちゃ美味しかったです!!!ウガリともめちゃくちゃマッチしていて、カプサベットでたまに食べるものとは比較にならないくらいジューシーでした。
大家さん夫婦は、とても余裕のある素晴らしい方々で、話していてとても楽しかったです。奥さんの料理レベルがめちゃくちゃ高かったので、チャパティの作り方を聞いてみたら、次の日の朝ごはんとして用意してくれました。(そういうつもりではなかったんだけど…笑)
これも当然のようにめちゃくちゃ美味しかった。隣の豆料理は見たことがないものでしたが、チャパティとすごくマッチしていました。
しかも、チャパティが結構残ってしまったので、残りをアルミホイルに包んで持ち帰らせてくれました。チャパティは自分で作るには少し難しいらしいので、とてもありがたかったです…。
こんな感じで至れり尽くせりのアワシ生活を堪能しました。正直ここまでの小さな町なら一回行って満足かと思っていましたが(失礼)、同期の家と大家さんの料理が素敵すぎて、また行きたくなってしまいました。
またマタツを使わずに行ける機会があれば寄っていこうかな~。
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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