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エジプトの港町アレクサンドリアの魅力とは…?

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エジプトの港町アレクサンドリアの魅力とは…?

<ケニア生活319日目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!

てらぼーの旅ブログ

任国外旅行としてエジプトを訪れ、カイロとミートガムルを回ったのち、第2の都市アレキサンドリア(Alexandria)にやってきました!

アレキサンドリアは地中海沿いでヨーロッパに近いということもあり、他都市とは少し違った雰囲気がありました。イスラム文化とヨーロッパの雰囲気が融合した、エジプトの港湾都市アレクサンドリアの魅力をぜひご覧ください!

アレキサンドリアの街並み

アレキサンドリア(Alexandria)はエジプト第2の都市として栄える、北アフリカを代表する大都市です。直前に訪れていたミートガムルからはミニバスで約1~2時間、カイロからも高速バスで約3時間ほどの場所に位置しています。

カイロに戻るときは高速バスを利用しましたが、2階建ての超絶綺麗なバスでした。車内はスペースに余裕があるほか、全席に映画等を視聴できるモニターが付いており、当然のように時間通りに運航してくれます。これで約600円ほど。どっかの国のバス会社に見せてあげたかったです…(笑)

エジプトの高速バスの車内

アレキサンドリアの魅力は何といっても、色々な文化が混ざった独特な風景。地中海を挟んだ向こう側はすぐにヨーロッパということから、歴史的に結びつきが強いらしく、イスラム文化とギリシャやローマの文化が融合した街並みを見ることができます。

アレキサンドリア市内の街並み

乾燥地帯が広がる他都市と異なり、海沿いの港町の風景を見ることができるのも特徴の一つです。海鮮料理も他地域に比べて多いような気がしました。

海沿いにはチルいカフェがあったり、小型の観光船に乗れたり、美しい景色を堪能できる環境が整っていました。

アレクサンドリアの海沿いの景色

アレキサンドリアの観光地

アレキサンドリアには合計で3日ほど滞在しましたが、足りないくらい数多くの観光地がありました。そのため、有名なアレクサンドリア図書館やモンタザ宮殿には行くことができませんでした…。

まず、訪れたのはカーイト・ベイの要塞です。元々は世界七不思議の1つアレクサンドリア灯台があった場所のようです。その後、灯台は地震で崩壊しましたが、15世紀に残骸を利用して要塞が建設され、今ではアレクサンドリアのシンボルとなっています。

カイート・ベイの要塞の外観

要塞はとても広くて大きく、全てを見るには約2時間ほどかかりました。入場料は約500円ほど。建物自体は4階建てで、内にはモスクを含むいくつもの部屋があり、かなり複雑な構造になっていました。

カイートベイ要塞の内部

要塞の庭を取り囲む展望台からは、地中海とアレキサンドリア市内の街並みを一望することができ、とても綺麗でした。

この場所は観光客だけでなく、現地に住むエジプト人たちにとっても憩いの場になっているようで、海釣りを楽しんでいる人たちも多かったです。小型船クルーズを運航していたり、エジプトコーヒーのカフェを開いている人も多く、周りの雰囲気だけでも楽しむことができました。

カイートベイの要塞から望む地中海の景色

続いて訪れたのは、ローマ円形劇場(Ancient Roman Theater)。アレクサンドリアの中心地である駅から歩いてすぐのところにあります。入場料は150円ほどです。

ローマ帝国の属州となっていた時代から残っている数少ない遺跡で、共同風呂や大理石でできた観客席・壁画などが綺麗な状態のまま残っています。

アレキサンドリアのローマ円形劇場

私はローマに行ったことがありますが、その時に見たローマの遺跡と全く遜色ないほど立派で、当時の繁栄ぶりを感じることができました。とても広く展示物も多いので、ゆっくり見たい場合はしっかり時間をとって訪れたほうがよさそうです。

アレクサンドリアのローマ円形劇場の観客席

次に訪れたのは、約2000年前に地下30mの場所に建設された共同墓地カタコンベ(Catacombs of Kom el Shoqafa)という遺跡。入場料は約500円でした。

カタコンベの内部は想像の何倍も広く、これが数千年前に建設されたとは全く信じられませんでした。近年は海面上昇による地下水の浸水が起きているようですが、遺跡を保護する工事が行われ、何とか守られているようです。

アレクサンドリアの地下墓地カタコンベ

中には埋葬するスペースがあるだけでなく、彫刻や壁画が綺麗な状態で残っており、凝った造りになっていました。エジプトとローマやギリシャの文化が見事に調和しており、見ているだけで楽しめました。ありえないくらいの高いレベルに驚愕しっぱなしでした。

アレキサンドリアのカタコンベ内部の遺跡

ある意味、"写真映え"するような観光地ではないかもしれませんが、驚きという意味では今回の旅行で一番だったかもしれません…。エジプトに行ったらぜひ見てほしい場所の一つです。

アレキサンドリアの内部にあるエジプト壁画

最後に紹介するのは、カタコンベからほど近い場所にあるセラペウム神殿(Serapeum of Alexandria)です。多くは破壊されてしまっていますが、それでも数多くの遺跡が残っており、当時の繁栄ぶりを感じることができます。入場料は約400円。

見どころは1本のポンペイの柱と2体のスフィンクス。これだけでもかなり立派ですが、遺跡の周りには発掘された他のスフィンクスや建物の残骸、浴場跡などが残されており、こうした遺跡を見ることができるのも魅力の一つです。

アレクサンドリアのセラペウム神殿

これ以外にも、モスクの内部を見学できたり、海沿いのカフェでエジプトコーヒーを飲んだり、マーケットを観に行ったり、歩いているだけで楽しめる街でした。

アレクサンドリアのマーケット

すべてが期待以上だったエジプト

アレキサンドリアでは、エジプト料理を楽しんだり、現地の方と少し話したり、海辺でぼ~っとしたり、ケニアではできない楽しみ方ができました。(マクドナルドにもかなりたくさん行きました…)

アレクサンドリアで食べたエジプト料理

景色も食事も街並みも全て大好きになりましたが、一番惹かれたのはやはりエジプト人の国民性。巷では"エジプト人はウザい"みたいな噂が出回っているようですが、おそらくそう言っているのは観光地だけ行った人か、アフリカに行ったことがない人だと思います。(確かに観光地だとしつこい勧誘をしてくる人がいるけど、少なくともケニア人ほどではない…)

見返りを求めず他人に優しくできる人柄には本当に心打たれたし、私もこういう人になりたいなと思わされました。ケニアではムカつくことばっかりですが、エジプト人を見習って広い心で過ごしていきたいと思います!

アレキサンドリアの中心街の街並み

エジプト編はここまで!Kwa heri!!!

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