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モロッコ王国の最大都市カサブランカの魅力とは。

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モロッコ王国の最大都市カサブランカの魅力とは。

<ケニア生活519目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!

てらぼーの旅ブログ

2回目の任国外旅行としてモロッコにやってきた私は、まず最初に国内最大の商業都市カサブランカ(Casablanca)にやってきました!

▽モロッコ入国編の記事はこちらから▽

入国した時点でなんとなく「この国はいつも見ているアフリカではないな」とは気づいてはいましたが、経済活動の最重要拠点というだけあって、想像をはるかに超えた発展度を目の当たりにしました。今回の記事では、近代的ながらもイスラム文化が融合した美しい街並みを紹介したいと思います!

ハッサン 2 世モスク

カサブランカはどんな街?

カサブランカ(Casablanca)は、モロッコ最大都市として栄えている大西洋沿いの港湾都市です。首都ではありませんが、経済活動の中心として重要な役割を果たしています。

街には高層ビルが立ち並び、大きなレストランやショッピングセンターが至る所に点在しています。建物は立派で道路も非常にクリーン。ケニアに住んでいる私からすると、もはやカルチャーショックです。外国人や外資系企業も多く、かなりオープンな印象を受けました。

ただ、その発展の副産物というべきか、人々は非常にクールでイスラム社会特有の人々のフレンドリーさみたいなものは感じませんでした。建物や公共交通機関も近代的なので、モロッコっぽさはあまり感じません。(もちろんこちらから話しかければ、みんなとても親切です。)

カサブランカの街並み

ルワンダからのほぼ一日がかりの移動で疲れていた私は、主要駅の1つCasa Port駅から歩いて20分ほどの場所にある「HOTEL MAURITANIA」というホテルに直行しました。個室のダブルルームで2泊で約€50。現地で市税Dh20(約300円)/1泊が徴収されます。

安い分、めちゃめちゃ綺麗というわけではありませんが、ケニアの環境に慣れている私にとっては十分な環境でした。ホテルの人は英語はあまり通じませんでしたがとても親切で、英語しか話せない私となんとか頑張ってコミュニケーションを取ってくれていました。

カサブランカ市内の街並み

カサブランカでの街歩き

カサブランカでは観光地も少ないし、観光する上ではそこまで魅力はないと聞いていましたが、個人的にはとても好きな街になりました。

その理由の一つが「ハッサン2世モスク(Mosquee Hassan Ⅱ)」に見とれてしまったからでしょう。写真では伝わらないかもしれませんが、夢を見ているのかと思うほど荘厳な佇まいに一瞬で心を奪われてしまいました。

Mosquee Hassan Ⅱ

このモスクは国王の命令によって1993年に建設された高さ210mを誇る当時世界最大のミナレットで、その多くの建設費は国民の寄付によって賄われたそうです。基本はムスリムの人のみが入場できますが、特定の時間だけは観光客にも公開されています。

私が訪れたときは、9時/10時/11時/12時/15時/16時でツアーが開催されていて、入場料Dh140(約2,100円)で入場することができました。金曜はツアー回数が減ること、ドレスコードがあることは注意が必要です。チケット売り場はモスク正面の広場を挟んだ入口にあり、そこにある博物館も同じチケットで見学できます。

ハッサン2世モスクの広場

ツアーは言語ごとに一人のガイドが案内してくれます。アラビア語/フランス語/英語/スペイン語/中国語あたりがあったと思います。ガイドの方はユーモアある説明で中を案内してくれました。モスク建設のために集められた資材は世界中から運ばれた貴重なモノばかりなんだとか。

その言葉通り、内部はとても広くてきらびやかな装飾品に彩られていました。モロッコ国王がどれだけ国民に信頼されているのかが良く分かる建築でした。

ハッサン二世モスクの建物内

本来、イスラム教徒しか立ち入ることのできない場所にも案内されます。身を清める場所や礼拝を行うところまで、隅々まできれいに管理されていました。

各国のいろいろなモスクを見てきましたが、ここまで感動したのはここが初めてでした。夜もライトアップされて美しいらしいですが、その姿を拝めなかったことだけが残念です…。

ハッサンモスクの内部

このモスクは海沿いに面していて、隣接している公園からはさらに美しい景色を見ることができました。雨もほとんど降らないので、真っ青な空と緑の建物のコントラストが写真映えします。

たとえ中に入れなくても、外から見ているだけで楽しめそうです。ずっと見ていられそうな風景でした。

ハッサン2世モスクと海沿いの景色

名残惜しくもお気に入りのモスクを離れ、やってきたのはムハンマド5世広場です。ここは観光地というほどでもないのですが、街の中心部にある有名な広場です。噴水を中心に街の中枢機関が集まっていて、多くの人がくつろいでいます。

周りには裁判所やホテル・市庁舎などがあり、観光地が少ないカサブランカではリストに載ってくるみたいです。植民地時代のフランスの文化とイスラム建築が融合した雰囲気の建物は、確かに一見の価値ありでした。

ムハンマド5世広場の裁判所

人々の生活の様子

せっかくなら現地の人々の生活も見たいと思い、ローカル感あふれる場所にも訪れました。一つ目に紹介するのは旧市街オールド・メディナ。モロッコの比較的大きな都市には必ず存在する「メディナ」は、アラビア文化を感じることができる活気のある市場です。

ここカサブランカのメディナはかなり広く、生活用品や食料品に加え、屋台飯を楽しむことができました。訪れた5月は涼しく日差しもあまり強くないのに、天気はずっと良いので散歩するには最高です。

カサブランカのオールドメディナ

あまりお土産っぽいものを売っている店は少なかったですが、新市街はあまりモロッコっぽさを感じることができなかったので、個人的には結構好きな雰囲気でした。当たり前ですが、サブサハラのマーケットとはかなり雰囲気が変わりますね。

治安が悪いみたいな情報をネット上で見たのですが、そこまでそんな感じはしませんでした。人々もそんなに絡んでこないし、他の街のメディナに比べて静かな印象です。(私が治安最悪のケニアに慣れてるせいかも…?)

カサブランカの旧市街

続いてこちらも密接に生活と関わる場所、「モロッコ・モール」と呼ばれるアフリカ最大のショッピングモールにやってきました。市街から10kmほど離れた場所に位置しています。

正直日本のショッピングモールに慣れてしまっていると、特別大きい感じはしないのですが、確かにケニアにここまでの規模のモールはないなぁという印象でした。

モロッコモールの入口

ハイブランドが立ち並ぶゾーンや外国料理店ばかりのフードコート、ゲームセンターや映画館などのアミューズメント施設など先進国らしいラインナップを揃えていました。

施設の中心には巨大な水槽が佇んでいて「これいる??」って感じでしたが、多くの人がそこで楽しんでいそうでした。本屋には日本の漫画コーナーなどもあり、この時は「好きな人もいるのかな~」と感じた程度でしたが、モロッコ人がどれだけ漫画やアニメを愛しているかを後に知ることになりました…。

モロッコモールの水槽

カサブランカは見どころは少ないながらも、ところどころでイスラム文化を感じることができる魅力的な場所でした!次回からもモロッコの各都市の旅行記を発信していきたいと思います!

ムハンマド5世広場にあるモニュメント

では、Kwa heri!!!

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