世界の中心地イスタンブールに行ってきました!
<ケニア生活550目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
長かった2回目の任国外旅行も大詰め。最後の国トルコの首都アンカラを周遊したのち、念願のイスタンブールへやってきました!
▽アンカラの記事はこちらから▽
トルコ最大の都市として君臨するイスタンブールは、ヨーロッパとアジアの文化を併せ持つ、いわば世界の中心と言っても良い場所。この都市が持つ独特な歴史と文化は世界中を魅了し続けており、私も昔から憧れを抱いていました。
念願だったイスタンブールへついに行くことが叶ったので、その魅力を伝えていきたいと思います!!
イスタンブールはどんな街?
イスタンブール(İstanbul)はヨーロッパとアジアに跨る世界最大規模の都市であり、世界の経済・文化の中心として栄えています。
もはや説明不要の世界有数都市は、非常に広大な都市であるにも関わらず細部までインフラが張り巡らされていて、東京と似た雰囲気を感じました。(人口も約1,400万人と東京と近い)
そんなイスタンブールまでは、事前に訪れていた首都アンカラからTCDDという高速鉄道を使って約4時間。移動日が日曜だからなのか、イスタンブールへ向かう人が多いからなのか分かりませんが、2日前に公式サイトでチケットを買おうとしたらほぼ売り切れ。なんとか最後の1席のチケットを購入し、イスタンブールへ行くことが叶いました。(早めの購入をお勧めします)
イスタンブールにはTCDDの駅がいくつかありますが、今回はSÖĞÜTLÜÇEŞME駅で降車してそこからバスを2本ほど乗り継いでホテルに向かいました。
イスタンブールカードを購入すれば、全ての公共交通機関に乗れるのでとても便利でした。Google Mapで全ての経路を調べられるのも、先進国を実感できて安心でした!
宿泊したホテルはガラタ塔に近いBeyoğlu Huzur Otelというホテル。シングルルームが2泊で₤1,446(約7,300円)という破格でしたが、ホテルの方も優しく、周りにレストランやスーパーマーケットもあって便利でした。
ホテルから歩いて行ける範囲にはKasimpasaというフェリー駅があり、そこから見える夕焼けがとても綺麗でした。こうした水上交通機関もイスタンブールカード一枚で乗車できます。
世界を代表する街というだけあって、夜の明るさや街の便利さには日本と近い先進国の雰囲気を感じて懐かしくなりました。こんなこと思うのは協力隊ならではなんだろうな…(笑)
ホテルからはガラタ橋の向こう側のアヤソフィアやブルーモスクなどが窓から見えました。モスクはライトアップしていてとても美しかったです!
イスタンブールの観光
イスタンブールは世界で最も多くの観光客が訪れている都市。なんと1年で5,000万人が訪れるというから驚きです。トルコの人口が約8,500万人ということを考えると、その異常な人気ぶりが伺えます。
イスタンブールの街は東京のようにとても広いですが、観光地となる場所はある程度まとまっています。また公共交通機関が充実していることや、アジアとヨーロッパに跨る地理的な要素も人気の理由でしょう。
一方でその人気の弊害として、長年にわたりオーバーツーリズムという問題を抱えていました。人気観光地には常に長蛇の列ができ、ハイシーズンには入場に数時間かかることもあったそうです。
しかし、数年前からトルコは方針を転換し、観光地の入場料を一斉に値上げしました。(もちろん物価高の影響も関係していますが…。) その影響もあり、各観光地の入場料はビックリするほどの値段でしたが、並んで入場するということはあまりありませんでした。
数ある観光地の中で最初に訪れたのが、オスマン建築の傑作と言われるスルタンアフメト・モスク(Sultanahmet Camii)です。「ブルーモスク」の通称で親しまれるこのモスクは、世界で最も有名なモスクの1つと言っても過言ではないでしょう。
最初に訪れた理由は、イスタンブールの観光地の中で最も有名であるにも関わらず、入場料が唯一無料だから。そのため、行列が最もできやすい観光地と言われています。入場開始の朝8:30に行ったところ既に多くの人が並んでいましたが、待ち時間はほとんどなく快適に見学できました。
外観の質素さとは対照的に内装は華やかで、傑作と呼ばれるのも納得です。色鮮やかなタイルや複雑な建築構造は、訪れた者を惹きつける美しさがありました。
女性の髪の露出や男性の半ズボンは禁止されているので注意が必要です。またお祈りの時間は入場がイスラム教徒のみに制限されるので、時間を調べてから行くことをオススメします。
ブルーモスクを出るとヒッポドローム(Hipodrom)という広場にオベリスク(Theodosius Dikilitaşı)があります。
花崗岩でできたその塔は、エジプトのルクソールから運ばれたと言われており、今でも神秘的な雰囲気を纏ってその場に佇んでいます。
ブルーモスクと並ぶイスタンブールの象徴として有名なのが、アヤソフィア(Ayasofya-i Kebir Cami-i Şerifi)です。ハギアソフィア(Hagia Sophia)とも呼ばれるその建物は、キリスト教の教会だった歴史とイスラム教のモスクだった歴史を併せ持っている歴史の深い建築です。
入場料はアヤソフィアと博物館でそれぞれ€25(ユーロ)かかりますが、その価値は間違いなくある場所でした。
内部に入場すると、外観以上にその壮大さを実感します。大きさもさることながら、建物の至る所に残された歴史を感じる絵画や装飾の数々には感動の一言でした。
こうした歴史や装飾品については徒歩圏内にあるミュージアムで詳しく知ることができます。日本語ガイドもありました。
現在はモスクとなっているアヤソフィアですが、教会だった時の形跡も残されています。キリストのモザイク画なども重要な美術品として壁に残されていました。
こちらも礼拝時間の入場制限やドレスコードがあったので、訪れる際は注意が必要です。
続いて訪れたのは、地下宮殿バシリカ・シスタン(Yerebatan Sarnıcı)です。ローマ帝国時代に築かれたとは思えないほど巨大な空間に336本の大理石の石柱がそびえたっています。
地下の貯水槽としての役割を持っていたこの宮殿は、その神秘的な景色と不思議な歴史からイスタンブールの人気観光地となっています。入場料は€33でした。
常にライトアップされていて、数分ごとに色が変わるその景色はとても綺麗です。
内部には「メデゥーサの首」や「涙の柱」などの彫刻も残されており、ポイントごとに見どころがいくつもありました。
最後に訪れた主要観光地がトプカプ宮殿(Topkapi Palace Museum)です。イスタンブール旧市街の端にあるこの博物館はあまりにも広く、良い意味で最後にはヘトヘトになるほどの展示物と広大な敷地がありました(笑)
入場料は€52と非常に高価ですが、それでも安いと感じるくらいの貴重な資料が詰まった場所となっています。
元々はオスマン帝国時代の統治者の住居兼中枢機関として機能していた場所。その時代に残された建築物や美術品の他、豪華絢爛な衣服・武器・装飾品・生活雑貨などが所狭しと並んでいます。
全て見るには一日がかりです。私も3時間ほどは滞在していましたが、おそらく公開されているうちの半分ほどしか見切れなかったと思います。
トプカプ宮殿からは、ボスポラス海峡・金角湾・マルマラ海をそれぞれ一望できるスポットがあることも魅力の一つです。
まさに自分がヨーロッパとアジアの狭間にいることを実感でき、感慨深かったです。まさに世界の中心にふさわしい景色でした。
イスタンブールの市場
世界最高の観光地というだけあって、市場も充実しています。例えばエジプシャン・バザールは17世紀から続くトルコ人の台所として栄えています。
市場は中東らしい雰囲気で、売られているものもエジプトっぽいスパイスや織物・食品などが並んでいました。地元の方も利用している生活に結びついた市場で、歩いているだけで中東の雰囲気を感じることができます。
近くには「リュステム・パシャ・ジャーミィ」や「イェニ・ジャーミィ」「スレイマニエ・モスク」などの有名モスクが並んでいることも魅力の一つです。
ただ、トルコらしさを感じたい場合はグランドバザール(Kapalı Çarşı)を訪れることをオススメします。古い歴史を持つこの市場は、様々なトルコ土産が揃っています。
広大な敷地を誇り、伝統的なタイルや陶器・装飾品や織物製品が所狭しと売られています。
屋内にも関わらず、迷子になってしまいそうなほど入り組んだ道は中東のスークを思わせます。異国情緒あふれるその景色は歩いているだけでも楽しいです。
トルコの雑貨は色合いが独特で魅力的な物が多いので、私もついついいくつか購入してしまいました。
念願のイスタンブールは大きな期待を上回るほどの魅力が溢れる街でした!長い歴史と様々な文化が密接に入り組んでいて、まさに世界の中心であることを感じました。
もっと世界史の知識があればさらに楽しかったんだろうな~と感じたので、次はちゃんと勉強してから訪れたいです!
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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