ポーランドの古都クラコフが美しかった!

こんにちは!てらぼーです。
ポルトガルから始まったヨーロッパ旅も、7か国目にして最後の国ポーランドにやってきました!元々、長期旅行の行先をヨーロッパに決めたのは、どうしてもポーランドに行きたかったから…。
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最大の目的地であるポーランドで最初に訪れた街は古都クラコフ。美しい東ヨーロッパの風景をぜひご覧ください!

クラコフまで
ベルリンからクラコフまでの移動は、今回の旅行で初となる電車を選びました!利用したのはDeutsche Bahnという鉄道。まずはベルリンの駅に向かいます。

驚くのはその広さ。何番線まであるの!?ってくらいプラットフォームが多いし、日本とは違い鉄道の方向が同一ではないので、なんだか複雑な構造をしています。
チケット(約€50)を事前購入し時間通りに鉄道駅に向かいましたが、ここでヨーロッパの洗礼を浴びました。最初に10分遅延が発表されたかと思うと、そこからずるずると遅延が数回延長され、電車が来たのは約1時間後でした。

氷点下を下回る極寒の中で鉄道を待ち続け、なんとか乗り込みます。遅延理由は「車内準備の遅れ」。これぞヨーロッパの通常運転です(笑)
座席は2等車を選んだので、1ボックスに8人乗りの席。なかなか狭かったですが、車内は暖かくしんどいというほどでもありませんでした。

車窓からは田舎の東ヨーロッパの景色を見ることができます。国境を超えるときも特にアナウンスなどはなく、車掌がパスポートやチケットのチェックのために数回来るだけでした。
移動時間は約7時間半。途中でペットボトルのお水は配られましたが、特に車内販売などもなさそうだったのでお昼ご飯は持参したほうがよさそうです。

遅延もあり、到着したのは午後5時過ぎ。クラコフ駅は非常に広く、賑やかでした。英語表記もめっきり減って、ついにポーランドに来た実感が湧いてきました。
一方でベルリンとは違って雪が積もっていることは少なく、多少気温も上がっていたので過ごしやすさを感じました。

クラコフの観光地
クラコフは古都というだけあって、歴史ある観光地がたくさんありました。特にかつて城壁に囲まれていた旧市街にはゲームに出てくるようなファンタジーの世界が広がっています。旧市街の入り口にはバルバカン(Barbakan)という立派な円形の砦も残されていました。

旧市街に入ると、中世のヨーロッパにタイムスリップしたような息をのむ光景が広がっています。レストランやお土産屋に加え、ちょっとした屋台があるのも魅力です。
観光地が集まる中央市場広場(Rynek Główny)までは石畳の道とヨーロッパらしい統一感のある建物が続いていて、歩いているだけで楽しかったです。

広場に出ると聖マリア聖堂(Bazylika Mariacka)が迎えてくれます。とても美しいゴシック様式のカトリック教会です。
中にも入場することができ、壮麗な装飾の数々を見ることもできます。周囲の建物も非常に美しくて、別世界に迷い込んだようでした。

反対側にある織物会館(MNK Sukiennice)も有名な観光地の一つです。13世紀に建てられ、今でも続くマーケットです。
ポーランドの伝統工芸品が販売されており、お土産選びやショッピングに最適な場所でした。カフェや美術館も併設されているようでした。

旧市街を抜けるとヴァヴェル城(Wawel Royal Castle)が見えてきます。14世紀に築かれた美しいお城です。特徴的な建物が点在しており、チケットもエリアごとに分かれています。
広く種類も多いので、一日ですべてを見るのは困難です。私はチケットを購入せずに建物の外だけを歩いて回りましたが、それでも1時間くらいかかり満足できました。

そこからしばらく歩き、この町で最も行きたかった場所「旧オスカー・シンドラーのホーロー工場(Fabryka 'Emalia’ Oskara Schindlera)」を訪れました。
ナチス占領下にこの場所で多くのユダヤ人労働者をかくまい、命を救ったとされるオスカー・シンドラーの工場跡地です。

旧市街からユダヤ人街カジミエシュ(Kazimierz)を抜けた先にあり、この日も多くの観光客が訪れていました。訪れたときは当日チケットを買うための購入列ができていました。
約10分ほど待ち、入場料は40 PLN(ポーランドズウォティ)≒1600円払い入場できました。もしかしたらチケットは事前購入したほうが良いかもしれません。

博物館では、オスカー・シンドラーの半生のみならず、ゲットーでの生活やナチス占領下のクラコフの様子が非常に詳しく説明されていて、とても勉強になりました。
映画「シンドラーのリスト」の世界が充実に再現されており、とても完成度が高いので、映画を観た後ぜひ訪れることをお勧めします!

クラコフの暮らし
ポーランドに来た目的の一つ、それはショパンコンサートに行くことでした。有名なのはワルシャワですが、クラコフでもいくつかコンサートが毎日開催されています。今回は旧市街の一角にあるコンサートホールに聴きに行きました。

チケット(99PLN=\4,000)を事前購入して向かうと、赤ワインが配られ、飲みながら演奏を聴くことができます。演奏するのはプロのピアニストなのでクオリティも一流です。
コンサートホールもショパンを感じさせる雰囲気が漂います。私はショパンが昔から大好きだったので、本場の地で生演奏を聴くことができ感激でした!

また、ポーランド料理も絶品でした。しばらく料理が微妙な国を渡ってきたこともあって、凝った味のピエロギやジュレックはとても美味しく感じました。
そもそもポーランド料理は種類が豊富ですが、ピエロギにもいくつも種類があるので、毎食何を食べるかがとても楽しみでした。

こんな感じでクラコフを満喫することができました。ポーランドにはまたいつか訪れたいです。
ではまた!!

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