知る人ぞ知るケニアのリゾート地ビタに行ってきました!
<ケニア生活479目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
アフリカ最大の湖ビクトリア湖(Lake Victoria)。ケニア・タンザニア・ウガンダの国境にもなっている東アフリカの象徴であり、現地の人々から愛されています。
その湖のケニア側にある町、ビタに行ってきました!何人かのケニア人の同僚が知らないくらいの無名の町ですが、レイクビューを望めるリゾートホテルが立ち並ぶ素晴らしい場所でした。美しい湖畔の景色をぜひご覧ください!
ビタとは
ビタ(mbita)は、ケニア最西端のホマベイ郡(Homa Bay County)にあるビクトリア湖沿いの小さな町です。郡都ホマベイタウンから車で約30分ほどの場所にあり、漁業が盛んな場所です。
そこまで有名な場所ではないようですが、湖には離島が複数存在し、各島への定期船が運航されていることから、各地にリゾートホテルが点在しています。ケニアの富裕層や外国人にとっては知る人ぞ知る観光地になっているようです。
今回この地に訪れた理由は、ケニアのJICA海外協力隊員の有志で運営している奨学金給付組織KESTESで、ビタに住む奨学生を一人抱えているからです。我々は各学期休みに奨学生の様子を確認するために家庭訪問をしており、今回はそのついでにビタ観光をしてきました!
▽KESTESの詳細はこちらから▽
ビクトリア湖では、昼にはティラピアやナイルパーチ、夜にはオメナ(小魚)の漁が行われていて、周辺地域の住民にとって重要な産業となっています。そのため湖沿いでは漁の様子を見ることができたほか、街中のレストランではどこでも魚を食べることができました。(冷蔵技術がほとんどないケニアにおいて、内陸部で魚を食べることができるレストランは珍しい。)
ビタまでの途中でホマベイタウンにも寄りましたが、マーケットの様子は圧巻でした。魚売り場が野菜売り場と同じくらい広く、種類も豊富で、内陸部では決して見れない光景です。(ただし、市場周辺の臭いもかなりキツイ)
ビクトリア湖には本土と橋一本でつながっているルシンガ島(Rusinga island)やムファンガノ島(Mfangano island)が浮かんでおり、それぞれリゾートホテルが点在しています。定期船も運航しているし、ホテルのプライベートボートでも行けるみたいです。
雨期だからなのか観光客は少なかったです。島内はあまり道路が舗装されておらず、雨でぐちゃぐちゃになっているところもありましたが、旅行当日は天気も良く美しい景色を見ることができました!
ビタのリゾートホテル
宿泊したのは湖沿いにあるVictoria Sands Lodgeという宿泊施設。到着するまでは舗装されていないぐちゃぐちゃの道を30分ほど通らなければならなかったこともあり、実在するのか不安にまでなりましたが、実際はとても良いホテルでした!
設備がとても清潔に保たれており、外国料理が食べれるレストランや透き通った水のプールが併設されていました。(ケニアではかなり珍しい)
ホテルの庭はとても綺麗な芝生で、ここで夜にお酒を飲んだり朝ごはんを食べたりすることができます。(ただし、ホマベイはマラリア汚染地域なので夜は注意が必要!)
ホスピタリティもあって、ここだけはケニアじゃないみたいでした!
ここで一番印象に残っているのは、ビクトリア湖の夕方の景色。湖は夕日が沈む方向だったので、みんなで美しい夕暮れの景色を見ることができました。天気も良かったので、しばらくの間お酒を飲みながらこの光景を楽しみました。
ビクトリア湖のクルージング
翌朝、ホテルのプライベート船でビクトリア湖のクルージングに参加しました。約10人くらいが乗れる船で約30分間の周遊が約4,000Ksh(約4,000円)でした。ケニア人の船乗りが運転しながら、周囲の鳥や島の説明をしてくれます。
ケニアの西部地域は標高が少し下がるため、日が出ると気温が30度くらいまで上がることもあります。当日は晴れていたので暑かったですが、船上で感じる風が冷たくて気持ちよかったです。
しばらく船に乗っていると、ティラピアの養殖場がありました。日曜でしたが、周辺で魚釣りをする漁師もちらほらいました。
陸側には漁師町のような小屋や小さい漁船が並んでいました。漁船の中にはエンジンが装備されておらず、手漕ぎのものもちらほら。
周辺ではマダムが洗濯をしていたり、子供が浅瀬で泳いだりしている姿もありました。ビクトリア湖の水は決して綺麗とは言えず、水中に浸かると住血吸虫症のリスクが高いと言われていますが、平気な様子を見る限り、やはりケニア人はたくましいです。
さすがケニアと言うべきか、珍しい動物や鳥類も見ることができました。湖の海面では鳥が魚の狩りをしている姿なども見ることができます。動物好きにとっては、こういう楽しみもあるかもしれません。
ちなみに、ビタの魚は美味しいと聞いていたものの、旅行中に一度だけ食べたティラピアでは特に内陸部のものとの違いがあるようには思いませんでした。あと、さすがケニアと言うべきか、魚の調理方法はウェット(トマトソースで煮込んだもの)とドライ(カリっと揚げたものの)の2種類しかありません(笑)
こんな感じでビクトリア湖の景色を堪能することができました。興味がある方はぜひ訪れてみてください!
では、Kwa heri!!!
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