念願だったケリチョのお茶畑に行ってきました!
<ケニア生活438日目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
農業大国ケニアの主要作物の1つ“紅茶"。その生産地として最も有名なケリチョの茶畑に行ってきました!広大な土地にどこまでも広がる緑の景色は、圧巻の一言でした!
ケニアの茶畑の景色をぜひご覧ください!
ケリチョのお茶事情
世界で一番飲まれている飲み物“紅茶"。その紅茶の生産国として、ケニアが大きな役割を果たしていることをご存じでしょうか。なんとケニアは、紅茶の生産量で世界第3位、輸出量では世界1位を誇っています。(2021年時点)
ケニアはイギリスの植民地時代に苗木が持ち込まれ、標高の高いケニア山周辺やグレートリフトバレー周辺で栽培が始まりました。私の任地カプサベットやナンディヒルズでも多くの茶畑を見ることができます。特に早朝は、多くのケニア人が手作業で茶摘みをしている光景を目にします。
その紅茶の生産地として最も有名なのが、ケニア西部の都市ケリチョ(Kericho)です。標高2,000mの高地という特性から、一年を通した温暖な気候と豊富な降水量がお茶栽培に適しています。
ケリチョは、ケニアで最も有名な紅茶ブランド「ケリチョゴールド(Kericho Gold)」の産地としても知られています。日本でも販売されているので、聞いたことがある方もいるかもしれません。ケニアのスーパーでも豊富な種類のケリチョゴールドを見ることができます。
私の任地で生産されている"ナンディティー"と、知名度は雲泥の差。味はあまり変わらない(気がする…)のですが、それほどケリチョはお茶の産地としての地位を確立しています。
紅茶はケニアでも最も人気の飲み物の1つ。多くの会社や学校で朝にティータイムの時間があり、職員たちはマンダジという揚げパンと一緒に嗜みます。牛乳と砂糖をたっぷり入れて飲むのがケニア流。ストレートティーを飲む人はいません(笑)
コーヒーもケニアは有名な輸出国の一つなのですが、現地人は全くと言っていいほど口にせず、紅茶しか飲みません。ティーバッグは用いず、沸騰した牛乳と水に直接茶葉を入れ、そのあとでザルを用いて茶葉を取り除くという独特の方法でお茶を淹れます。
正直なところ私にとっては甘すぎるので基本は砂糖なしで飲んでいますが、甘いモノ好きにとっては最適な飲み物かもしれません。どこのレストランでもKsh20~30(約20~30円)ほどで飲めるので、ケニアに来たらぜひ試してみてください。
ケリチョのお茶畑
ケリチョに来たのは2回目。前回はゴルフを楽しんだためにお茶畑に行くことはできませんでしたが、今回は念願だった散歩をすることができました!
ケリチョはケニアの中では比較的大きめの都市ではありますが、茶畑は中心部から歩ける距離に広がっています。やはりお茶の産地らしく、街には"Tea hotel"とか"Tea shop"とか、お茶にちなんだ名前のお店もありました。
道路沿いに茶畑が広がっているところもあるので、わざわざ散歩しなくても車内から見渡すことが可能です。地平線まで続く茶畑を見ることができます。
茶畑の横の木陰では、多くのケニア人が寝そべりながら休んでいました。茶畑の敷地は厳重に管理されているわけではないため、誰でも入り放題。農家の方もちらほらいますが、みんな歓迎してくれます。
お茶畑で写真撮影しているケニア人を何人か目にしたので、現地の方にとっても観光地の一つなのかもしれません。幸いこの日は天気がかなり良かったので、青い空に緑が映えて、とても素晴らしい景色を楽しめました。
この日は茶畑の一部しか歩いていませんが、それでもかなり歩きました。この広さのお茶を手作業で摘んでいると思うと気が遠くなりました。(今では一部機械も使われているようですが…。)
ちなみに晴れても気温が30度を上回ることはありません。日影がないので汗はかきますが、散歩するにはちょうど良い気候でした。
歩いていると、ケリチョの上下水道会社「KEWASCO」がありました。別の地域の上下水道会社で働く私から見ると、施設も水道設備もかなり綺麗で同僚たちに見せてやりたくなりました。
赤い屋根の建物が緑の景色によく馴染んでいて、とても美しく見えました。
茶畑散歩をしてみて
実際にケリチョの茶畑を歩いてみると、任地の茶畑とは比較にならないほど広く、さすがケニアNo.1の産地だと実感させられました。ここまで綺麗な景色なら、写真好きな観光客を呼び込めそうな気がします…。(ケニアはそういう観光誘致みたいのはめっちゃ下手ですが…)
こんな感じで、地方都市でもケニアでしかできない体験をすることができました。久しぶりにカメラを持って夢中で写真を撮ってしまいました。
ケリチョはケニアの中で最もお気に入りの都市の1つになったので、機会があればまた来たいです!
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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