ケニア東部の生活を初体験!乾燥地帯の生活の様子とは!?
<ケニア生活112日目>
Chamgei!
こんにちは、てらぼー(@terabow42)です!
ケニアのサファリと同期隊員の生活を見に行くため、10日間で回ったケニア国内旅行。田舎町ロンディアー二とベッドタウンのキリギティを回った後、初めてナイロビより東側に足を踏み入れてきました!
訪れたのは、ウォテとンジウという町。西側の都市とは雰囲気が少し異なっていて、同じケニアでも新鮮な気分になりました。
東側の都市の様子をぜひご覧ください。
ウォテはどんなところ?!
ウォテ(Wote)はケニアの首都ナイロビから車で東に3時間ほど行ったところにある、マクエニ(Makueni)郡にある街です。マクエニカウンティの郡都であり、中規模の都市として栄えています。
東側の都市には、Easy Coachという大型バスは通っていないので、マタツで行く必要があります。
今回は、少しチート技を使って、途中のマチャコス(Machakos)までUberで行き、そこからマタツでウォテに向かいました。
マチャコスからウォテまでのマタツは1時間ちょっとでしたが、曲がりくねった山道を定数オーバーの状態で進むため、居心地は最悪でした。
何とかウォテに到着!!街の様子は、大きすぎず小さすぎずといった感じで、私の任地カプサベットと同じくらいの規模でした。
特徴的だったのは街全体が石畳で舗装されていて綺麗なところ。あまりゴミなども落ちていないように感じました。
街中にはレストランや中規模スーパーマーケットがいたるところにあり、不自由はなさそうな場所でした。
ケニアの東側は、西側と比べて乾燥しており、砂漠地帯もあります。ただ雨期ということもあり、水に不自由している様子はなく、特別乾燥しているなと感じることはありませんでした。乾季になると、生い茂っている草木の緑が一斉に茶色く変わるらしく、別の場所かと錯覚するほどだそうです。
この場所で驚いたのは、めちゃくちゃ美味しい外国料理のレストランがあること。雰囲気が良く、ピザやハンバーガーなどを食べることができます。ピザはこれまでの人生の中で一番おいしく感じました。(待ちきれなかったので写真(ケバブ)はこれしかありません…)
ここには2泊したのですが、夕食は2回ともここに行きましたw
同僚が働く病院へ
また、同僚が働く病院にもお邪魔させていただきました。ケニアでは病院のレベルが6段階に分けられていて、ここはレベル5の施設とのことです。
日本では部外者は普通に入れないと思いますが、なんと病院の隅々まで案内してくれました!
病院はとても広い場所でしたが、多くの方が訪れており、支払受付や診察室には長蛇の列ができていました。病棟もほぼ満員で、狭い部屋の中に所狭しとベッドが並べられているのが印象的でした。
病棟の扉にはデカデカと入院にかかる費用のリストが貼られていて、前払いで払わないと入院できないようです。お金を持っている人しか病院に行けないという現実もなかなかショッキングな光景でした。
個人的に一番衝撃的だったのは、モーチュアリー。交通事故で亡くなった方の遺体が安置されており、担当者が黙々と作業されていました。
他にも、産婦人科の分娩室や病棟、リハビリテーション施設、コロナ病棟(今は使われていない)など、一般人が入ってきていいの?ってところまで見せてくれました。
ところどころに注射針っぽいのが落ちていたり、医療器具が放置されていたりと、素人目にもこれ大丈夫なの?ってツッコミどころがあり、病院にかかるのが少し怖くなりました…w
ただ、同期隊員曰くケニアの病院のほうが日本より進んでいるところもあるらしいです。自分の分野と異なる施設を見学するのはなかなか興味深くて勉強になりますね…。
ンジウはどんなところ!?
今回はマクエニカウンティ内にもう一人同期がいたので、その方が住むンジウ(Nziu)という町にもお邪魔してきました。
ンジウはウォテから30分ほど車を走らせたところにある小さな町。
同期の中で一番過酷な生活を送っていると噂になっていた場所です!!
ウォテからも一日数本しかバスが出ないということで、タクシーを手配して向かいました。ンジウまでの道のりは、途中で舗装道路が消え、ボッコボコの道を進む必要があります。
酔いそうになりながらようやく到着すると、まさかの街中まで舗装されていませんでした…。(↓これが街の中心街)
この街には、スーパーマーケットはなく、必要な物資はキオスクで揃える必要があります。トイレットペーパーが1ロールごとでしか売ってないんだとか…。
家には水道が通っておらず、トイレは共有のボットン便所のみ。シャワーはないのでバケツで毎日水浴びし、洗濯は手洗いとのこと。冷蔵庫はないので、その日食べるものはその日に買うという、予想を上回る過酷さでした…。
ある意味、協力隊っぽい生活ですね。
しかし、良いところもたくさんありました!!
住民の方々は、お金をせびってきたり、「ムズング!」とか「チャイニーズ!」とか叫んでくる方は全くいなくて、とても歓迎してくれました。
同期の働く学校はとても綺麗で、雰囲気の良い場所でした。生徒たちは休みにもかかわらず合唱の練習をしていましたが、我々が来るとわざわざ中断して迎えてくれました。
お昼はレストランにお邪魔し、ピラウやチャパティなどのケニア料理をお腹いっぱい食べさせてもらいました。(特にチャパティは2枚頼んだだけでありえないくらいの量が出てきた)
たった2時間滞在しただけでしたが、これまで見た同期の任地の中で一番衝撃的だったな~。
街の端から端まで10分くらいで歩けるくらいの小さな街で、想像通りのアフリカの村という感じ。この場所だけが異世界のように隔絶されていて、時間がゆっくり流れているように感じました。癒しをたくさんもらったので、活動に悩んだらまた来たいと思います!!
以上、ウォテとンジウのマクエニ滞在記でした!!次回は、サファリの記事を書こうと思います!!
では、Kwa heri!!!
▽次回の記事はこちらから▽
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