アンマン郊外の観光地ジェラシュとサルトの魅力とは
こんにちは！てらぼーです。
ヨルダンの有名観光地と言えば、死海・ペトラ遺跡・ワディラム砂漠・アカバのリゾートなど様々。前回まではこうした主要な観光地の記事を発信してきました。
▽前回のアカバ編はこちらから▽
しかし、ヨルダンには実は他にも魅力があります。今回は、あまり知られていないけどとても魅力的な2都市に訪れたので紹介したいと思います！
遺跡都市ジェラシュ
まず紹介したいのは、首都アンマンから車で1時間ほどの場所にある北部の街ジェラシュ(Jerash)です。アンマンからは日帰りでも行ける手軽な観光地として注目を集めています。
この街は何といってもかなり良い保存状態で残されているローマ時代の遺跡ゲラサ(Gerasa)が有名です。(というかそれ以外は特に何もない…)
入口で入場料を払って中に入ると、中々の広さに圧倒されます。歩いて全て見ようとすれば、2,3時間はかかるでしょう。
ヒッポドロームはかなりの広さで、観客席までしっかりと残っていました。
ローマ劇場もとても立派で、数千年前の建物とは到底思えませんでした。入場すると、階段や観客席の構造がかなり複雑で、建築物としてかなり発展していることが分かります。
劇場のステージも音が綺麗に反響する仕組みが施されていたりと、ローマ時代の技術の高さを肌で感じることができます。
この遺跡には、凱旋門やアルテミス神殿・ゼウス神殿・浴場など多くの要素が面影を残す形で残されており、世界史好きにとってはとても楽しめる場所でした。
全てを見ようとするとかなり歩くことにはなりますが、私は全く飽きずにすべてを楽しむことができました！
ジェラシュは街の中でも標高差があるため、場所によっては街の景色を一望することができます。遺跡の高台からは素晴らしい景色を眺めることができました。
私はイスラム教の国で大音量で流れるアザーンがとても好きなのですが、この場所では全方向からその音を体で感じることができ、とても気持ちよかったです。
世界遺産の街サルト
続いて訪れたのは、同様に首都アンマンから車で1時間ほどに位置するヨルダン中西部の街サルト(Salt)です。こちらも首都から日帰りで半日ほどで楽しむことができます。
古くから交易の要所として栄え、オスマン帝国時代の面影と欧州の文化が融合した街並みは世界遺産にも登録されています。
特徴的なのは山吹色に統一された建物が並ぶ街並み。サルトも場所によって標高差があるため、丘の傾斜を埋め尽くす美しい建物群を見渡すことができます。
観光名所やショッピングも楽しめる場所として注目を集めており、ヨルダン人も多く訪れる場所のようです。
街中にはキリスト教会もいくつか見られます。訪れた教会は洞窟の中に作られたようなとても美しい建物で、多くの人が祈りをささげていました。
イスラム教の国ではムスリムの割合が圧倒的ですが、他の宗教の文化が残っている街も残されています。
観光客が多いサルトには、スークのような大きな商店街があり、食べ歩きを楽しむこともできました。中でもイスラム文化の特色でもある甘いスイーツは充実していました。
私もいくつか試しましたが、安価でとても美味しかったです！甘いものが苦手な私でも、ターキッシュコーヒーに合わせると不思議と美味しく感じます。
サルトの街並みはアラブの雰囲気を残しつつも、色が美しく統一されていて、歩いているだけで楽しい場所でした。
坂道は多いですが、街自体はそこまで広くないため、半日ほどで十分に見どころを抑えて堪能することができました。
ヨルダンの魅力
今回はこの記事で紹介した2都市に加え、ヨルダンの主要観光地を1週間ほどで全て行くことができました。
ヨルダンは観光地が充実している国ですが、都市間移動のアクセスは最悪。一日数本のバスを除いては、タクシーかレンタカーくらいしか手段がありません。
しかも、英語もあまり通じないので、今回は日本人の友人が案内をしてくれて本当に助かりました。旅行初心者にとっては少しハードルが高い国かもしれません。
しかし、他のイスラム教の国々と同様に、現地の人々は旅人に対して本当に優しく、おもてなしの精神が本当に素晴らしいです。
また、ご飯もとても美味しく、街並みも美しいです。今回の旅でヨルダンがとても好きになったし、イスラム教の事もさらに好きになりました。
他のイスラム文化を持つ国々にも行ってみたいし、ヨルダンにもいつか戻ってきたいです！皆さんもぜひヨルダンを旅行の候補地として考えてみてください！
ではまた！
